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「日本とベトナム~学校の違い~」

ハイフォンはベトナム北部にある港湾都市で、魚介類も新鮮でおいしく、街全体が活気にあふれています。この季節のハイフォンは薄手の長袖が必要なくらいの涼しさで雨も少なく、過ごしやすい日々が続きます。今回は、私が感じた日本の学校とベトナムの学校の違いをご紹介します。

まず、登下校の様子。日本のほとんどの小学校は徒歩での登下校ですが、ベトナムでは親がわが子をバイクに乗せて送迎します。歩いて登下校する児童はほとんどいません。そのため、登下校の時刻になると校門周辺は送迎のバイクで、身動きが取れないほどの渋滞になります。

送迎のバイクと生徒たちで混雑した校門周辺の写真

日本では授業の始まりと終わりはチャイムで知らせます。しかし、私の派遣校では「太鼓」で知らせます。係りの先生が「ドドドーン」と太鼓を打ちます。私も打たせてもらいました。学校中に太鼓の音が鳴り響いて、気分爽快!授業が終わると生徒たちは一斉に教室から飛び出して、楽しい休み時間になります。

大きな太鼓とバチを持った戸高さんの写真

ベトナム人の先生に、「日本の学校では校内で飲食禁止です。」と話したら、びっくりされました。ベトナムでは休み時間になると生徒たちがおいしそうにパンやお菓子を食べます。中にはカップ麺を食べる生徒もいます。時々、生徒から「先生もどうぞ。」と勧められるので、その時はありがたくいただいています。先生たちもおやつタイムです。職員室で果物やお菓子を食べています。朝食を食べる先生もいます。

カップ麺を持った生徒の写真

最後に、私の派遣されている学校のすべての教室にあるもの。それは「ホーチミンの肖像画」です。建国の父であるホーチミンの肖像画が教室の前面に掲げられています。胸像のある教室もあります。建国の父ホーチミンは、先生たちに「一生懸命教えなさい。」、生徒たちには「一生懸命学びなさい。」と語りかけています。

ホーチミンの胸像の写真
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