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常夏の国フィリピンから、マイナス10度のアメリカ中西部へ

派遣期間:2017年7月~2018年3月

私は日本語パートナーズ(NP)としてフィリピン・マニラの学校に派遣され活動していました。フィリピンへ行く前は「いつか海外で日本文化を伝えたい」と思いながら和菓子職人として働いていたため、日本語パートナーズとしての活動は夢のような日々でした。「日本がだいすき!」「もっと日本語を勉強したい!」という生徒のキラキラとした情熱は、改めて私に日本文化を海外で伝える素晴らしさを教えてくれました。

現地で活躍する日本語パートナーズの写真
現地で活躍する日本語パートナーズの写真2
キラキラした表情で日本語を学ぶ生徒からいつも刺激をもらっていました

帰国後は国際交流基金の新しい文化交流プログラム「GEN-J」のメンバーとして、アメリカ中西部のインディアナ州にて活動するチャンスを得ることが出来ました。インディアナ日米協会に派遣され、2020年9月末まで、日米の文化交流と日系企業のサポートに携わっていました。

派遣先の学校の写真
インディアナ州知事とのお茶会
派遣先の学校の写真2
インディアナ州初の日本語キャリアフェアを開催

活動の後半は新型コロナウイルス感染症の影響でイベントもなかなか開催できず悔しい思いもしましたが、オンラインでの交流が活発になった世の中だからこそ、日本とインディアナ州をダイレクトに繋ぐイベントも開催でき、不思議と以前よりも日本が近くに感じられることさえありました。中でも思い出に残っているのは姉妹都市である栃木県との合同オンラインイベントで、一か月間インディアナの人々が栃木県のよさこいチームメンバーからよさこいを教えてもらったことです。日米の参加者全員がオンラインでありながら交流を深め、沢山の方に楽しんでもらうことができました。

アメリカから帰国して数か月が経ち、現在私は銀座にある茶道体験教室に勤めています。海外で日本文化を伝える経験を重ね、今度は日本に来る外国人に日本文化を体験してもらう現場で、日々様々なことを勉強させてもらっています。

海外で日本文化を伝える最初の一歩がNPで、あの生徒のキラキラとした情熱に出会えたからこそ、私は今も日本文化を伝える現場にいます。いつか私自身があの情熱を誰かに灯せるよう、これからも精進していきたいです。

Writer
フィリピン マニラ
田口 桃子さん

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