はじめまして。ベトナム中南部にある隠されたリゾート地「クイニョン」で活動している、福江瑠衣と申します。
私は日本語パートナーズとして活動する前に、日本語教師養成講座を受講しました。その時、3つの大きな不安を抱きました。
- 先生として人前に立って教えることに自信がない。
- 私と年齢が近い学生たちとの距離感がわからない。(日本で学んでいる留学生は、主に20代です。)
- 声が通らないので、伝えたいことが遠くまで届かない。
そんな悩みや不安は、クイニョンの専門高校にて授業が始まり約1週間が過ぎる頃には、どうでもよくなりました。
高校1年生の授業。あいさつの練習からスタートです
- 前に立てば勝手に先生になる。生徒たちが、先生にしてくれる。
- 生徒たちから距離を縮めてくれる。学校で歩いていたら、「先生こんにちはー!」。道で会ったら、「先生こんにちはー!」。ジュースをくれたり、一緒に写真を撮ろうと言ってくれたり、授業中にひらがなの書き方やちょっとしたことを教えたとき、笑顔で嬉しそうに「ありがとうございます」と言ってくれたり…。
- 後ろまで聞こえるように声を張るしかない環境。各教室には全力で回転する8台ほどの扇風機、突然のスコールでも全開の窓やドアなど、様々な音。そういう時は、派遣前研修で同期の方に教えてもらった「一番後ろの人の3m先に届くように声を出す」を意識して、話すようにする。
このように、周りの方たちに支えられてなんとか「日本語パートナーズ」としての自分を手探りする日々を楽しく送っています。