はじめまして!インドネシア18期としてバリ州デンパサールに派遣されている溝口です。今日は、10月10日に初登校をした日のことをお伝えしたいと思います。
この日は、授業はすべてお休み。なんと学校の大切な「おまつり」の日だったのです。
その「おまつり」の名前が「odalan(オダラン)」。
インドネシアは約9割の人がイスラム教を信仰していますが、バリは、島民の約9割がバリヒンドゥーとよばれる独自の宗教を信仰していて、ヒンドゥーに関する行事などがとても多く行われます。バリの学校にはそれぞれ、ヒンドゥーのお寺が設けられており、そのお寺の誕生日(おそらく創立された日)を祝う「おまつり」が「odalan(オダラン)」です。しかもこの日は、ヒンドゥーが大切にしている満月の日も重なり盛大に行われました。
前日から生徒も先生も準備に大忙し!クラスごとに「gebogan(グボガン)」というお供えものを作っている様子も見せていただきました。果物やお菓子をきれいに並べ、装飾していく様子は圧巻。クラスごとに個性のあるグボガンがたくさんできていました。
前日にグボガン作りをする生徒たち
完成したグボガン
オダラン当日は朝8時頃から大盛り上がり!男子生徒たちの奏でるガムランの音の迫力に、ただただ圧倒されました……!私は、ガムランという楽器は癒し音楽のように静かに奏でられると思っていたのですが、実際は大音量、ド迫力!!!私も楽器を演奏することが大好きなので、是非一度体験したいです。
ガムランを奏でる男子生徒たち
そして、美しく舞っているのは、女性の先生たち。バリの伝統衣装「kebaya(クバヤ)」を着て、優雅に妖艶に舞う姿は、思わず見とれてしまいます。きっと、普段教壇に立たれている姿とは違うんだろうな!
美しく舞う先生たち
ちなみに、朝早くから美容院で髪とメイクをしてもらったそうです。髪型は「sangul(サングル)」といって、うしろに大きなお団子を作るのが特徴。髪が短い人は、付け毛でお団子を作ってもらうそうで、その付け毛自体もサングルと呼ぶそうです。
この日、初めての登校でしたが、私もクバヤを着てさっそく「バリ」を感じることができました。これからの活動、精一杯がんばっていきたいと思います。