私はインドネシア南スラウェシ州のマカッサルにあるSMA22に派遣されています。今日は、現地の日本語の先生(CP)を、普段の日本語の授業の様子を通して紹介します。こちらに来る前は、文化紹介にばかり注目していましたが、実際にはCP中心で行う日々の日本語授業の積み重ねこそ、最も重要だと実感しています。
グループ活動の巡回の様子(模擬授業)
私たちは、マカッサルで開催された2日間のワークショップで初めて出会いました。模擬授業を重ね、最終日はCPから「みお先生は、最初は厳しいかなと思いましたが、一緒に授業をして、元気で笑顔がたくさんだと思いました。」と感想を発表してくれました。この一言で、これから6か月間の活動が素晴らしいものになると私は確信し、あの日から2か月……私の直感は大当たり!私たちはいつでもどこでも話し合い、アイディアがぶつかればより良い着地点を探り合います。
屋外も話し合いの場
高校1年生の日本語の授業では、学んだ文型を使って名刺作りに挑戦!私もマカッサルの伝統的な文字でデコレーションし、名刺を作成!しかし、「マカッサラ」と間違って書いていました!そんなミスも、生徒に見せて褒めたたえてくれる優しいCPです。そんな先生だからこそ、生徒たちは間違いを恐れず、私との会話に挑戦し、作品作りに励みます。
大ミスした私の名刺
グループ活動やペア活動では、巡回して生徒たちの活動をサポートします。私とCPは、無意識のうちに違う方向から巡回しています。もしかしたら、これが“阿吽の呼吸”?
巡回指導の様子……後ろ姿が同じ(笑)
現在、私のCPは日本で2週間の研修に参加中です。出発直前の日本語クラブでは、カレーを作って、サプライズ計画を実行!みんなで、「いってらっしゃい。がんばってね。お土産よろしくね。」と盛大に見送りました。
するとサプライズ後、大成功の余韻に浸っていた私にCPから「何と言ったのですか?」とまさかの質問。実は私と生徒の言葉がきちんと聞こえていなかったようなのですが、いつも全てを大事に受け止めてくれる私のCPです。
今後は、さらにパワーアップしたCPと強力タッグで前進します。乞うご期待!