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わたしの一日

私の一日を紹介します。

まず、朝7時ごろに起きます。エアコンなしの教室で倒れないように、朝からしっかり朝ごはんを食べます。9時には学校に着けるように準備して出発します。

家の周りを走っているトライシクル(フィリピンのタクシーのようなもの)の中の1つをとめ、行先を伝えます。方向を指さしながら、「(行き先)po」と伝えている雰囲気を出すとほぼ確実に分かってくれます。最近は目が合うだけで分かってくれるドライバーさんも多いです。トライシクルを降りたら、3つ渡らないといけない道路があります。もちろん信号機はないので、朝から3回勇気を出します。車とバイクが途切れた瞬間に一歩踏み出し、「今、私渡ってるから」と次来るドライバーにハンドサインを出して渡ります。

フレンドリーな学校の警備員さんの前を通り、駐車場で体育の授業をしている生徒たちの横を通過して、職員室へ。朝いちばんの授業の準備をします。学校での活動は日によって変わりますが、可能なら授業前に30分くらい、CP先生(現地の日本語の先生)とお話する時間を取っています。授業のことばかりではなく、いろいろな話をします。

私が教室に入ると、生徒たちは未だに目をキラッと輝かせてくれます。歓声を上げてくれる子もいます。もう来て4か月も経とうとしているのに、そんな反応を見せてくれる生徒が可愛くてしょうがないです。授業中は発音のモデルになったり、板書をしたり、生徒や先生からの質問に答えたりします。それ以外は教室をぐるぐると周って生徒の様子を観察します。

授業が終わったら、課題やテストをチェックして、お昼ご飯を食べます。食堂のアテ(タガログ語でお姉さん)に挨拶をすると、「ブタ?トリニク??ヤサイ?」と聞かれるので「ブタ!」とか答えてご飯をもらいます。いつも美味しいフィリピン料理です。午後も同じように授業のサポートをして、だいたい4時から6時の間に帰宅します。

私はルーティンとなったこの生活が大好きです。非日常だったものが日常になり、暮らしに慣れてきてより一層、ローカルに触れる嬉しさを噛みしめています。この文章を書きながら、毎日のように私と関わってくれているたくさんの人の顔が思い浮かびました。
きっとずっと私はその人たちのことを忘れられないと思います。

帰り道の夕焼け
Writer
フィリピン マニラ
森 丞海さん

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