ある日「漢字の復習をしたい」とカウンターパートの先生(現地の日本語の先生)から相談を受けました。見慣れない文字を前に、漢字の勉強には生徒たちも苦労している様子です。そんな時にはゲームで楽しく勉強するに限ると思います。教室で行うにはスペースが足りなかったので、以前授業を実施した際に好感触だった青空教室で行いました。日本の学校では、語学の授業を屋外でやりましょうというのはあまり見かけないような気がします。この気軽さがタイの良さだと思います。
通りすがりの他のクラスの生徒や先生が見てくれることも
まずはビンゴからスタートです。教科書の中から漢字を選び、自分でビンゴカードに書きます。そしてカウンターパートの先生が漢字の書かれたカードをランダムに提示し、ビンゴを狙うというゲームです。生徒が記入したビンゴカードを見てみると、画数の多い漢字は選ばれにくい印象です。見事に1番最初にビンゴになった生徒にはプレゼントを贈呈しました。
思っている以上にビンゴは盛り上がります、おすすめです
ビンゴで上がった順番に、グループを作っていきます。次は、グループ対抗のゲームです。提示された漢字を見て、読みに該当するカードを取ります。カルタに似ています。
漢字を読む力だけでなく、たくさんのカードの中から答えを探す瞬発力も問われます。普段、教室では静かにしている生徒が活躍する姿を見ることができました。
風が強くてカードが吹っ飛びますが気にしません
漢字がきちんと身に付いているかどうかはわかりません。しかし、普段机に突っ伏している生徒も今回は元気に参加しており、ハードルをひとつ越えられたような気がしました。