サワディーカ!タイ・バンコクに派遣されている野村です。
今日は、日本語クラブの内容について紹介します。私の学校には、クラブの時間が週に1回あり、成績に反映されます。日本語クラブには現在50人が所属しています。日本語専攻の生徒だけでなく、韓国語や中国語、英語専攻の生徒も多いです。そのため、日本文化を楽しく伝えることを第一目標にしています。
クラブで生徒から好評だった活動は、「抹茶アート」です。茶道の作法を学んでから、実際にお茶を点てて絵を書きました。生徒が持ってきたお茶碗が小さすぎて茶筅が使えないハプニングがあったものの、みんなで抹茶を楽しむことができました。苦いと言って抹茶を飲みきれない生徒もいましたが、お菓子と抹茶のバランスが良いと言って2杯目を飲む生徒もいました。
茶道の作法を学ぶ様子
次にお出汁クイズです。私の学校は火事の影響で調理の授業が禁止されています。飲食できる授業は生徒から人気があるため、どうにか学校から許可がおりる活動はないかと考えた結果、「日本のお出汁」の紹介をすることにしました。生徒たちは、魚のお出汁があるのは知っていたようですが、にぼし、かつお、あご出汁など種類があることは知らなかったようです。しいたけ出汁や昆布出汁も、物珍しそうに味見していました。1番人気があったのはあご出汁で、授業後にペットボトルに入れて持ち帰る生徒もいました。広く日本料理に使用されている出汁について知ることで、更に日本の食文化に興味を持ってもらうことができたのではないかと思います。
かつお出汁の説明中
これは何の出汁かな
使用したPPT
私の派遣先校の場合、日本語クラブの時間は唯一、日本語パートナーズが主体となって活動することができます。クラブは行事やテストで8割なくなってしまうのが現状ですが、だからこそ数少ない文化紹介の場を今後も大切にしていきたいと思います。