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願いを込めた「絵馬づくり」

皆さんこんにちは。ベトナム9期の西舘 真弓です。
ベトナムのお正月はテトと言い、中国の春節のように、旧暦で新年をお祝いします。ちなみに、今年のベトナムのテトの元日は2023年1月22日でした。この前後は、学校もお休みになります。テトの前後に文化紹介で「絵馬」を取り上げました。今日はその様子を紹介します。

最初は、生徒たちに日本のお正月について紹介し、ベトナムと日本のお正月を比べて、似ているところと違うところについて考えてもらったり、日本の遊びを体験してもらったりしました。その後、「絵馬づくり」に挑戦してもらいました。グエンフエ高校の10年生(高校1年生)から12年生(高校3年生)、レホンフォン中学校の8年生(中学2年生)と9年生(中学3年生)が対象です。ちなみに、6年生(小学校6年生)と7年生(中学校1年生)は「年賀状」を書いてもらいました。

まずは、授業の準備です。「絵馬」の形に厚手の色画用紙を切り、人数分準備。次は絵馬の飾り作りです。「折り鶴」に加え、うさぎ(日本の干支)の折り紙(高校生)と、ねこ(ベトナムの干支)の折り紙(中学生)を、それぞれ生徒の人数分用意しました。本当は折り紙も生徒たちに折らせたいところですが、時間の関係で私が準備することにしました。かなりの数なので、時間を見つけては、折り紙を折っていました。

生徒たちの喜ぶ顔を思い浮かべながら折った、たくさんの「うさぎ」

絵馬の授業では、「絵馬とは何か」をスライドを使って説明した後、私が作った絵馬を提示し、生徒にイメージをもってもらいます。次に願い事の例をいくつか紹介。
「~ように」の使い方や日本語は縦書きで、右から書くことを、CP(現地の日本語の先生)の力も借りて説明しました。生徒は真剣な表情で願い事を考え、一文字一文字丁寧に書いていました。

一文字一文字、願いを込めて丁寧に書きます

願い事が書けたら、絵馬の装飾です。鶴やうさぎの折り紙を選ぶ目が真剣。折り紙以外にも絵を書いたり、桜やハートの形に切り抜いた色紙を貼ったり、スタンプ(派遣前研修の自主講座で作った富士山ハンコが役立ちました!)を押したり、生徒たちは思い思いに装飾を凝らしていました。

どの色の鶴にしようかな?私は紐がほしい。僕は型抜きを使いたい!

9年生や12年生は高校合格や大学合格を願う言葉が多く、それ以外の学年は家族の幸せを願う言葉が多くみられました(家族思いの生徒が多いのです)。中には「お金がたくさんたまりますように!」と本音?を書く生徒もいておもしろい。
最後は出来上がった絵馬を手に記念撮影。そして、教室の窓枠に飾りました。

見て見て!私が作った「絵馬」! 大学合格間違いなし!?

絵馬が飾られている窓辺で、CPのガー先生と一緒に。

どうか、生徒たちの願いが叶いますように!

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