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和紙と割り箸でつくる、灯ろう

みなさん、こんにちは!
インドネシアの東ジャワ州、モジョクルトに派遣されている上野聖葉です。

今回は、派遣されている2校の日本語クラブで行った灯ろう作りを紹介します。
高校はSMA Tamansiswa Mojokerto(私立タマンシスワ高等学校)と、SKMN1Pungging(プンギン第一職業高等学校)です。

わたしは、インドネシアに来る前からどんな文化紹介ができるかよく考えていました。
その中でも、和紙を使った文化紹介はしたいと思っていました。洋紙とはちがう和紙独特の柔らかい雰囲気を生徒に感じてほしかったからです。

灯ろうは、和紙・割り箸・両面テープを使って作りました。和紙だけ日本から持参しました。割り箸や両面テープは、インドネシアのコンビニで簡単に手に入ります。

灯ろう自体の説明はとても難しく、生徒たちもきょとん顔だったのできちんと伝わったかは分かりません。名前だけでも覚えてもらえばいいかなと思っています。

和紙を使うので、絵や文字をかくのは筆のほうが味がでるかなと思い、まずは下書きをしてから、筆や串を墨汁につけて書いていきます。凝ったデザインにした生徒は「終わらない……」と焦っていましたが、仲間が手伝って何とか終わらせていました。

和紙に絵をかく生徒(プンギン第一職業高校)

和紙と割り箸をつけて、完成!火を使うわけにはいかないので、スマートフォンのライトで照らしました。

電気が点いたままの集合写真(私立タマンシスワ高等学校)

電気を消して集合写真(私立タマンシスワ高等学校)

生徒たちの灯ろうが浮かび上がって、とてもきれいですね。

自然光での集合写真(プンギン第一職業高校)

薄暗い中だと、光がまるでカーテンのようになりますね。とてもきれいです。

どちらの日本語クラブでも、教室を暗くして、スマートフォンのライトを点けた瞬間に、「わぁ~」「おぉ~」という生徒たちの声が静かに漏れていました。そして、灯ろうの美しさに生徒たちはしばらく見惚れていました。

わたしも同じく見惚れました。生徒たちと同じ光景を見て、同じように美しさに感動できるなんて幸せだと思いました。素敵な光景をみせてくれた生徒たちには感謝ですね。

Writer
インドネシア モジョクルト
上野 聖葉さん

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