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マニラのわが家

Kumusuta po ka yo?(クムスタポカヨ)お元気ですか。
フィリピンに来て5か月目に入りました。いつしか環境にも慣れ、コンドミニアムの部屋は一番落ち着ける場所となっています。電車で出かけて最寄り駅に着いた時など、ああ、地元に戻ってきたとホッとするほどです。まさに住めば都です。

夕暮れ時の帰り道

私の住まいは、マニラ首都圏マニラ市のにぎやかなエリアに建つコンドミニアムです。駅やモールに近いので、ジプニー(ジープを改造した乗り合いバス)やトライシクル(バイクにサイドカーをつけた三輪タクシー)、バイクなどが行き交い、ストリートフードや果物を売る屋台が並びます。立ち止まって食べる人もいますが、犬や猫があちこちに寝そべっているので、まっすぐ歩くのは至難の業。お世辞にも上品とは言い難い雰囲気ですが、活気があり人々の暮らしが身近に感じられて、私は案外気に入っています。

活気溢れるストリート

コンドミニアムは37階建と高層です。プールが付いているなんて高級コンドミニアムなのかと興奮しましたが、フィリピンではプールがあるのは普通のことでした。部屋は家具付きのワンルームで、ベッドはなぜか二段。周辺に大学が結構あるので、どうやら大学生などのルームシェア需要に対応しているようです。子どもの頃、私は二段ベッドに憧れていたのですが、その夢がシニアになって、まさかフィリピンで実現するとは思ってもいませんでした。人生、わかりませんね。

シンプルで使い勝手のよい空間

部屋は29階なので蚊はいませんが、他の虫は時々現れます。初めは嫌でしたが、暑いから仕方がないと思うようになりました。何といってもこの部屋は眺望がよいので、多少の問題は帳消しです。この眺めを楽しめるのは今だけ。飽きるほど眺めて、マニラの空を目に焼き付けて帰ろうと思います。

晴れた日の窓からの眺め
Writer
フィリピン マニラ
鎌田 淳子さん

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