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浴衣を着て北海道の盆踊り

Selamat siang(こんにちは)インドネシア西ジャワ州プルワカルタ派遣の菅原有紗です。
今回は、私の派遣先校で紹介した浴衣と盆踊りについてお話しします。

私の派遣先校では毎週土曜日9:00~11:00に日本語クラブの活動があります。日本語授業があるクラスの生徒もいれば、日本語授業がないクラスの生徒もいます。みんな日本文化や日本語に興味があって日本語クラブに参加しています。

2月の日本語クラブでは、浴衣について紹介しました。私が一通り、浴衣の着方を説明した後、生徒たちがペアになって浴衣をお互いに着せ合いました。生徒たちは着方を覚えるのが早く、私の手本を一回見ただけで、浴衣を着ることができる生徒が多かったです。
着付けの中で1番難しいことは、帯でリボンを作ることでした。その難しいリボンを作り終えた生徒たちは「かわいい〜!」と嬉しそうでした。浴衣を着て写真をたくさん撮ったり、浴衣を着たままTikTok を撮り始めたり、みんなとても喜んでくれました。

浴衣を着せ合う生徒たち

おしとやかに集合写真

ある日、プルワカルタ派遣の他のNP(日本語パートナーズ)が私の学校に遊びにきた時に、生徒がそのNPに
「私は友達に浴衣を着せてあげるプロになったよ」
「私は手伝ってもらわなくても1人で浴衣を着ることができたよ」
「帯で綺麗にリボンを作ることができたよ」
と自慢げに言っていました。私が全て生徒に着付けをしてあげるのではなく、生徒自身で着付けを体験してもらったことで、自分は浴衣を着ることができる、という自信や思い出に繋がったのだと感じました。

自分で着付けをする生徒

そして、浴衣を紹介した後に、浴衣を着たまま盆踊りをしました。盆踊りは、日本各地で地域によって歌や踊りが違います。そのため、私は自分の出身地である北海道の子供盆踊りを紹介しました。自分が小さい頃から毎年盆踊りに参加していたことや、最後まで踊るとお菓子がもらえることなどを話しました。

私が一回踊りを見せただけで生徒はすぐに真似し始め、一緒に踊ってくれました。私の学校の生徒たちはTikTok でいつもダンスを踊っていますし、元々インドネシア人は踊りが好きなので、すぐに踊ることができたのだろうと思います。

盆踊りの様子

インドネシアも地域によって様々な文化や言語を持つように、私が北海道の文化を紹介したことで、日本各地でもそれぞれの文化があることを伝えることができました。
NPとして、自分のルーツならではの文化紹介をしたことは、自分にしかできないことだったように感じ、とても嬉しかったです。

Writer
インドネシア 西ジャワ州
菅原 有紗さん

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