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インドネシア高校生のボーイスカウト

みなさまこんにちは。インドネシア・マカッサル派遣の河野葉月と申します。
今回はボーイスカウトの活動について紹介します。

ボーイスカウトは、インドネシア語でPramuka(プラムカ)と言われます。金曜日の放課後に行われ、茶色いボーイスカウト用の制服を着ます。ASEANや道徳について学んだり、野外キャンプをしたりして、自主性やリーダシップを育てることを目的としています。インドネシアは現在、ボーイスカウトの数が世界一だそうです!ボーイスカウトの活動が学校での活動の一環として取り入れられているのは、とても新鮮でした!

テントを建てるための支柱を差す生徒

プラムカの制服は、人によって異なります。肩についているBantara(バンタラ)と呼ばれる緑色のバッジはステータスを表し、生徒会やプラムカのリーダーなどがこのバッジを着けています。プラムカのステータスは、大学進学の際などに関係する、重要な内申点の一部らしく、このバッジを受け取ることは、とても誇らしいことだそうです。

バンタラと呼ばれるステータスバッジ(副生徒会長)

バッジの保有者は、下級生のキャンプの際にリーダーとして進行を行ったり、監督をしたりします。このバッジの贈呈式は厳かに行われ、インドネシアへの愛国心や忠誠心、誠実な人間で在ることなどを誓い、神父さんから聖水をかけてもらいます。

国旗を右手で握り、心臓に当てて誓いの言葉を言います

誇らしい表情で記念撮影をする生徒たち

夜になると、キャンプファイヤーが始まります。ロウソクを持った生徒たちが輪になって、誓いの言葉を述べながら火の中にそのロウソクを投げ入れます。火が大きくなったら、生徒たちは全員で輪を作り、歌いながら踊って、時間が来るまで楽しみます。私も生徒に手を引かれ、輪の中に入らせていただきました!

輪になって踊る生徒たち

今回私は保健室で就寝しましたが、生徒たちはテントの中で段ボールを敷いて寝ていました。とても大変そうでしたが、キャンプファイヤーなど青春の1ページとして色濃く残る思い出になったと思います!日本の高校にはないイベントに参加でき、生徒とも思い出ができて、とても嬉しかったです。

Writer
インドネシア 南スラウェシ
河野 葉月さん

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