ホーチミン市内にある私の派遣先校は、他の地域よりも早くテストが始まり、テスト後の授業がなかったため、最後の一か月は急遽、大学で文化紹介を行うことになりました。
貿易大学の学生は経済を学んでいるため、先生と相談して経済に関わるクイズや日本の生活クイズなどを行い、最後にお守りを作りました。実はこの日が偶然私の50歳の誕生日だったこともあり、「日越外交関係樹立50周年」であることにも触れ、「私が生まれた年からベトナムと仲良しなんですよ」と話すと学生も笑顔になりました。
貿易大学の学生たち
技術師範大学に在籍する学生の9割が男子学生。おりがみに苦手意識があると予測し、男性ゆかたの折り方を教える活動をしました。私は、当日ゆかたを着て行き、「ゆかたを着るのに紐は何本必要?」などのゆかたに関するクイズも出しました。授業が終わると「一緒に写真を撮ってください」とたくさんの学生から声をかけられました。やはり、ゆかた姿は珍しかったのでしょう。
技術師範大学の学生たち
学生は日本語が専門ではなかったため、日本語を理解していないときは、自分が知っているベトナム語を使うこともありました。ベトナムに来てから、ホーチミン人文社会科学大学のベトナム語コースに夜7時から9時まで、週2回通いました。クラスにはフランス人、ドイツ人、韓国人、日本人と国籍も様々。いろいろな人と話ができ、とても良い経験になりました。
ベトナム語クラスの仲間たち
また、ホーチミン人文社会科学大学では、日曜日に「東日クラブ」という日本語のサークル活動があり、よく参加していました。毎回テーマが異なり、それについて話し合ったり、ゲームをしたりします。その後はお昼を食べに行きます。みんな日本のことをよく知っていて、さらに日本語が上手で本当に驚きます。
東日クラブ この日のテーマは「犬派?猫派?」
私もせっかく覚えたベトナム語なので、日本でも勉強を続けていきたいです。