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台湾語教室

gâu-chá! Chia̍h-pá--bē (ガゥザッ ジャパーボエ:こんにちは!ご飯食べましたか?)

私は派遣中に台湾華語と台湾語の学校に通っていました。今回は、台湾語教室について紹介します。

台湾の公用語は台湾華語ですが、一部の人は台湾語も使います。主に高齢の方が話している印象で、私の派遣先である高雄市は台湾語を話す人がとても多いです。この二つの名前は似ていますが、私は違う言語に感じます。例えば、冒頭の挨拶を台湾華語で言うと、「你好!你吃飯了嗎?(ニーハオ ニーチーファンラマ?)」という発音になります。

台湾語教室の生徒の中には、高齢の方が多くいました。台湾語ができない人が通うと思っていたので最初はとても驚きましたが、ここは台湾語の授業をするというよりも地域の方が定期的に集まって台湾語を使ってお話をする交流会のようなものでした。

私は全く台湾語が分からないので、授業中は先生に台湾華語に通訳してもらいました。台湾語教室で私が印象に残った3つの活動を紹介します。

①チョコレート試食会
高雄の南にある屏東はカカオと檳榔(ビンロウ。噛みタバコ)の産地です。高い木に実をつける檳榔は陽の光を遮って成長を進めるカカオの栽培に良い影響をもたらします。

燻製する前の生カカオ!マンゴーに似た甘さがあります

屏東は世界大会でいくつものブランドが入賞しているほどカカオの生産に力を入れています。授業では、農園を営んでいる方がチョコレートの説明をしてくださったり、試食をさせてくれました。台湾のチョコレートは、酸味が強いのが特徴です。

六種類のチョコを試食 中にはワサビ味のチョコレートもありました!

②台湾のお金を見る会
ある生徒が昔のお金を持ってきたので、色々な紙幣や硬貨を見ました。中には金門という離島でしか使えない限定紙幣もあり、なかなか興味深い授業でした。
高齢の生徒は、時より先生として私たちに昔の話や知識を教えてくれます。そして日本統治時代を経験した親戚がいる生徒は少し日本語を話すことができます。

昔の台湾のお金

③送別会
私が帰国する前の授業で送別会が開かれました。一人ひとり食べ物を持ち寄って豪華なパーティーが行われました。端午節が近かったので、端午節には欠かせない“ちまき”も食べました。私は地元である神奈川県のお菓子をプレゼントしました。

ちまき、台湾カステラ、マンゴー、イノシシ、牛肉、野菜炒めなど……全て美味しい!

私が台湾語を少しでも話すと、皆さんすごく喜んでくれます。先生は、日本人が台湾語を積極的に学習して話すことに意味があると言ってくださいました。台湾語は、日本統治時代に使用していた日本語由来の単語もあり、台湾語と日本語は繋がりのある言語とも言えます。最終的に身についた台湾語は0.1%ぐらいですが、台湾語を通じて地域の人との繋がりができてよかったと感じています。

普段美術の先生をしている生徒さんが似顔絵のプレゼントをしてくれました
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