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台湾の文化祭〜狐面プロジェクト〜

台湾の高校では学校の創立記念を祝う日に運動会や文化祭を行うことが多く、私の派遣先校でも3月に文化祭が行われました。数週間前に生徒から文化祭があることを聞き、この機会を使って何かできないかと考えました。

台湾の文化祭は日本の高校の文化祭と似ており、クラス単位で屋台を出して、ダンスやバンドなどの出し物をします。その情報を聞いて私は生徒に「日本の文化祭と同じ雰囲気だね」と言うと「うん、ほとんど一緒だよ」と。まるで日本の文化祭を知っているかのような返事がきました。よくよく聞いてみると日本の文化祭をアニメやドラマで見たことがあるそうで、生徒の日本に対する知識に驚きました。

何をするか悩みましたが、文化祭という「祭り」のイベントということで狐面の色付け体験しようと決めました。元々私と生徒だけで話が進んでいたため、生活CP先生(現地の生活をサポートしてくれる先生)からの許可をもらうところから始まりました。先生に相談すると即OKの返事をいただき、その数分後には活動場所が確保されていました。そして次の日には全校生徒や校外の人に配るチラシに狐面の広告を入れてくださり、全面的に力を貸していただきました。

文化祭当日はお手伝いに多くのNP(日本語パートナーズ)が私の高校に集まってくれたので、狐面に加えて学校にある浴衣を使用して着付け体験も行いました。

三匹の狐と一人の浴衣少女

白い狐の面とペン、色鉛筆を用意して生徒に自由に色をつけてもらいました。個性的な狐面がたくさん出来上がりました。

ネットで調べたデザインを参考に、オリジナル狐面を作成中

完成したお面をつける生徒たち

自分が思っていたよりも想像以上に盛り上がり、手伝いに来てくれたほかのNPも全員、6時間フル稼働で生徒の対応をしました。

たくさんの人が来てくれました!謝謝大家!(みんなありがとう!)

当日まで生徒が本当に来てくれるか不安でしたが、多くの生徒が体験に来てくれて約120個の狐面がきれいに色つけられていきました。台湾の生徒にとって、この体験が文化祭の思い出の一つになっていたらいいなと思います。

日本語クラスの生徒と
Writer
台湾 高雄
栗原 凜さん

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