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ASEANの日 ―こんな素敵な日があるなんて知らなかった―

サワディーチャーオ!(タイ語でこんにちは!チャーオはタイ北部の方言)
タイのチェンマイ県に派遣されている髙橋由芽です。

8月8日は、ASEAN(東南アジア諸国連合)の日でした。ASEANの日とは、ASEANが設立された日のことです。もともとASEANの日があることは知っていましたが、ASEANの日に何をするのかは何も知りませんでした。
8月8日、派遣先の学校で人生で初めてASEANの日を体験しました。

まずは、ASEANの踊りが披露されました。ASEAN加盟国の伝統衣装を着て、生徒たちが踊っていました。ASEANの踊りを堂々と踊っている姿は、とてもかっこよかったです。

ASEANの踊り

次に、Mr. ASEAN、Ms. ASEAN、LGBTQ. ASEANを決めるオーディションが行われました。まずは、衣装とウォーキングパフォーマンスが審査され、半分くらいの生徒が残りました。その後、ASEANの現在や未来についての質疑応答が行われたあと、Mr. ASEAN、Ms. ASEAN、LGBTQ. ASEANが決まりました。

オーディションの様子

一人ずつ、ASEANに関する質問に答えています

 

私はオーディションを見て涙が出ました。オーディションに参加している生徒は、全員堂々ときらきらしていました。自分が一番かっこよく、そして美しく見えるように、たくさん準備してきたのが伝わりました。質疑応答はすべてタイ語で行われたため、内容は理解できませんでしたが、自分の考えを堂々と話す姿はとてもかっこよかったです。

私が高校生だったころを思い返してみると、人と違ったことをするのが怖くて、周りをよく見て周りに合わせるようにしていました。いつも空気を読んでいました。意見を求められても、自分の意見が間違っていることを恐れて、私の率直な意見を言うことができませんでした。

オーディションに出ていた高校生は、自分が「かわいい」、「かっこいい」と思ったものを身に着けることを恐れていないように感じます。オーディションに出ていた生徒だけでなく、タイの学生は周りに合わせることは頭に無く、自分が好きなものを身に着け、思ったことを素直に言っています。

私は、そんなタイの学生がとてもかっこいいと思います。そして、一緒に過ごしていてとても心地いいです。
この心地いい空気で生活しているため、私は前より自分を大切にしようと思えています。 そして、自分のことが好きになっています。

現地の日本語の先生はラオスの伝統衣装、私はタイの伝統衣装を着ました
Writer
タイ チェンマイ
髙橋 由芽さん

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