タイのチュンポーンに派遣されている土屋智美です。こちらの学校行事で、日本のものとは規模が違いすぎるものの1つに「運動会(レンキーラースィー)」があります。今回はその「運動会」についてご紹介します。
まず、何が違うのか……。なんと運動会が5日間もあります。月曜日から金曜日まであるので、その週は全く勉強をしません。日本じゃ考えられないですよね。
私の派遣先校では、先生たちも含め、生徒は5つのグループに分かれ競い合います。でも日本の運動会と違うのは、球技大会・水泳大会もこの時に行われる事です。
サッカー・バレーボール・バスケットボール・バトミントン・ペタンク・eスポーツなどの球技が3日間行われ、4日目は近くにある陸上競技場までのパレードとタイの古典舞踊マノーラ披露、リレーなどの徒競走、最終日は学校にあるプールで水泳大会&応援合戦というスケジュールで行われました。
雨の降る中「古典舞踊マノーラ」の披露
そして、私の派遣先校では、生徒だけでなく、先生たちも主役です。先生たちは、サッカー・バレーボール・リレー・綱引きなどに参加し、生徒たちよりも盛り上がっていました。
先生たちのバレーボール優勝チーム
青・紫・赤・オレンジ・黄色の花の名前が付いたそれぞれのチームで、応援歌も作っていました。「運動会」はタイ語で「レンキーラースィー」。色に分かれて運動するからこの名前なのかな?(レンキーラーは運動する、スィーは色という意味です)面白いですね。
運動会用の服を着て応援合戦をする生徒たち
そして、そのカラーで運動会用の服を作ります。日本だと部活でお揃いのTシャツを作る感じです。日本なら学校の体操服をそのまま使うと思うのですが、タイでは行事がある度に服を作るようで、派遣される学校によっては、私たち日本語パートナーズも作る服が数枚になるようです。
最終日には、数日間かけて制作されていたデコレーションとチアーリーディングが発表され、チーム毎に競い合います。チアーリーダーたちのドレスアップ姿もビックリするほどの気合の入れようです。
綺麗なドレス姿のチアーリーダーたち
更に、この一大イベントを動画や写真に収める生徒たちの写真部が存在します。一眼レフカメラはもちろん、ドローンも使用し、プロ並みの腕前でビックリです。今回の写真はその生徒たちが撮影したものもお借りしました。いかがですか?素敵な写真ばかりですよね。
パレードをしている学生たちと写真部(黒服)
今回は、タイの学校のイベントのスケールに驚いた「運動会」のご紹介でした。授業以外でも一生懸命頑張っている先生方と生徒たちの姿にとても感動しました。