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フィリピンの動物たち

Maayong hapon! (セブアノ語で「こんにちは!」)
フィリピン、セブ島のコルドバ・ナショナル・ハイスクールと、マリゴンドン・ナショナル・ハイスクールに派遣されている小林梨恵(こばやしりえ)です。

今回は、フィリピンで出会える動物たちの魅力についてお伝えします!
フィリピンでは、街を歩けば必ず犬や猫に出会います。動物好きな人間にとってはまさに天国!狂犬病などのリスクもあるのでむやみに近づいたり触ったりしてはいけませんが、彼らを警戒しすぎる必要はありません!動物が苦手な方も心配しないでください。こちらが変にいじめたりしない限り、向こうも襲ってはきません。

教室を覗きにやってくる訪問客

ここフィリピンでは、人間と動物が緩やかな信頼関係を成り立たせて生きていると感じます。というのも、日本の野良猫や地域猫は人間への警戒心が強い子が多いですが、フィリピンのワンちゃん・ねこちゃんは車通りや人通りの多い道の脇でも優雅に昼寝をしたり、カメラを向けられてもそのままの姿で写真を撮らせてくれたりします。人間を過剰に警戒して見えない場所に隠れたりしないということは、日ごろから人間にいじめられたりせず、やさしく受け入れてもらえているのだな、と感じます。人間は動物をいじめない、だから動物も人間に危害を加えない。

いつも私のおうちの前にいるねこちゃん

おうちの裏で子猫が産まれました!

もちろん動物が増えすぎて起こる悲しい事故や衛生面の問題などもあるでしょう。しかし、発展の過程で、人間の勝手な都合で動物たちを不必要で邪魔な存在として淘汰してしまうのではなく、みんなが動物たちを毎日の生活のなかに当たり前にいる仲間として受け入れ、お互いに干渉しすぎず信頼しあって生きる……私の目にはまさにこれこそ動物と人間の理想の共生社会のように映ります。

ニワトリさんもいたるところにいます。つながれていたり、放し飼いだったり……

ワンちゃんかな?いいえ、ヤギさんです!放し飼いです

学校へ向かう途中で道端に寝そべるワンちゃんやねこちゃん、ニワトリさん、ヤギさんを見て微笑むたびに、何十年先も、フィリピン社会がどのような発展を遂げても、今のまま動物を当たり前の存在として包み込む国であってほしいな、と願ってしまいます。

Writer
フィリピン セブ島
小林 梨恵さん

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