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Appreciating Differences ―違いを理解し、受け入れるために―

派遣期間:2019年9月~2020年3月

インドネシアから帰国して早4年。帰国後も、岡山で自分にできる活動を続けています。今日はその中の3つの活動を紹介します。

岡山在住のインドネシアの方々と一緒に県内の中学や高校で出前授業
①異文化理解出前講座

インドネシア出身のゲスト講師とともに、中学や高校に出向き、異文化理解のための講座をしています。「違いを理解し受け入れるために」をテーマに、イスラム教徒の方々が日本での生活で日常的に直面する問題点を解決するために、自分たちの学校や地域社会で、どのような取り組みができるかを一緒に考えるアクティビティです。参加生徒からも「直接話を聞くことって大事!」という声が聞かれました。

日本で購入できるハラルマークのついたおやつ

ヒジャブ(頭部を覆う布)体験
②そば打ち体験とイスラム文化体験

地域の子どもたちとインドネシア出身の参加者と一緒にそば打ち体験をしました。ランチのそばつゆはハラール醤油に変更し、自分たちで打ったそばと一緒に、インドネシアのおかずも味わいました。

活動の様子はSNSでも情報発信中

また、イスラム教徒の方と関わる時に大切である「食」「礼拝」「習慣」の3つのポイントをインドネシア出身の方々にお話していただきました。参加した子どもたちは、ヒジャブをつけさせてもらったり、コーラン(イスラム経典)を聞かせてもらったり、インドネシアのおやつを食べたり……。日本にいながら、インドネシアや普段触れることの少ないイスラム文化にどっぷりつかった半日になりました。

③オンライン交流

異文化理解教室に参加している小学生や地元の高校生と、インドネシアの高校生が一緒に、日本語や英語を使って数回オンライン交流をしました。短い時間ですが、お互いのことを聞き合ったり、それぞれの文化や習慣を紹介し合ったりしています。

日本語パートナーズとして活動をしていた際の隣町の先生にご協力いただいて行ったオンライン交流

違いを理解し、受け入れるために、まずは、「知ること」そして「受け入れること」が、様々な文化や習慣をもつ人たちと共に暮らす上で大切であることを、これらの活動を通して感じています。インドネシアのみならず、日本で暮らす海外ご出身の方々の習慣や文化に日本の方々が触れる機会を、これからも、細々とではありますが作っていきたいです。

Writer
インドネシア 東ジャワ州
井本 亜希さん

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