日本語パートナーズとして私に“できること”は?
教材や日本語の教室等、目に見えて後に残る物を作ることです。
試行錯誤の末、やっとカウンターパートのBie先生にOKをいただいて作った日本語教室。
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生徒とBie先生と私の合作です。
そして、もう一つ。実は、この出来事にあうまで、私は気付きませんでした。
5月下旬の日本語パートナーズ中間報告会を経て6月初頭まで長いスクールホリデーを過ごしました。私は以前から興味のあったイスラム芸術を見たいと思い、近所のSelangor Islamic Arts Garden Complexへ行きました。
そこで一人の女性に出会いました。名前はHanaさん。偶然イベントに参加していた関係者の方です。彼女は私にイスラム美術やイスラム文化について、簡単な日本語を用いて説明をしてくれました。その日の夜、HanaさんがFacebookに投稿して伝えてくれた『ことば』を紹介します。
“Today. After a long time I never use, I use my third language today, meet a new friend that visit at Selangor Islamic Arts Garden Complex, thank you to my Toshi Sensei that teach me in Japanese language. I still keep remember in my memory. Arigatou Gozaimasu sensei and friends.”(今日、ブルーモスクで会った新しい友達に、ずっと使っていなかった第三言語を使いました。私に日本語を教えてくれたトシ先生に感謝します。今でも日本語を覚えています。先生、友達、ありがとうございます。)
Hanaさんのこの『ことば』を読む まで、私は日本語パートナーズとして、すぐに目に見える結果ばかり追いかけて来ました。目に見えなくても、日常の生徒の変化や日本語使用度ばかり気にしていました。ですが、Hanaさんの『ことば』を読んだとたんにハッとしました。もし、すぐに目に見える結果が残せなくても、日本語パートナーズとしてできることはこれかもしれない。何年先になるかわからないけど、いつの日か色々な出来事の中で『日本語に出会えてよかった。』と思うことがあるかもしれない。
6月は派遣開始からちょうど三分の一が経過した時です。残りの期間で私ができることは・・・・・
以前にもまして生徒との時間が楽しみになりました。Hanaさん、素敵な『ことば』をありがとう!
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クアラルンプールのイスラム美術館とはまた違った発見や美しさがあります。
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書き手さんが漢字で名前を書いてくださいました。
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