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9月の日本のニュースを見よう!

私がホーチミンに派遣されてもうすぐ2か月が経ちます。
ホーチミンは大都会であり日本食や日本文化に触れる機会が他地域より多く、生徒たちの日本に対する知識にはときどき驚かされます。伝統的なことはもちろんですが「今」の日本を伝えよう、というのも私の目標です。

レクイドン高校のみなさんと! これからよろしくね!

9月、日本では大きな災害が起こり多くの地域で被害がありました。そこで「9月のニュース」というテーマで、台風のニュース動画を高校の生徒に見てもらいました。生徒にとって難しい言葉もたくさんありましたが、とても真剣に見ている姿が印象的でした。

台風21号のニュース(大阪)を見ました。
みんな真剣です……。

それから災害による様々な被害について説明すると、生徒には想像もできなかったことなのか、大変驚いていました。最後に「もしホーチミンで災害が起こったら……? 何を準備しますか」という質問を投げかけ、グループで話し合ってもらいました。

「先生、いつかのために準備することは大切ですね」という言葉をもらいました。

最初「先生、ホーチミンには災害がありません」と言っていた生徒も、徐々に「地震のときはどこに逃げますか」「日本では避難訓練で何をしますか」「ホーチミンでどこが安全ですか」とたくさんの質問を私にしてくれました。
予想以上に生徒たちは一生懸命に取り組んでいたので、次の週も続けてこのテーマで活動することにしました。

生徒たちのメモ。津波のため「およぐことをれんしゅうします」には驚きました……。

そして、むかえた翌週……
生徒はグループごとにパワーポイントを準備して発表に臨んでくれました。何をどれくらい準備したらいいか(小さな鞄に入れて常備する)、災害時に注意することや自分の守り方、過去ベトナムで起こった災害など、先週とは比べものにならないくらい具体的に考えてきてくれました。

「おすすめは缶づめです!!」
さすが、12年生(高校3年生)。パワーポイントも分かりやすかったです!
発表原稿。グループで協力して準備しました。

生徒自ら日本のサイトを調べてたくさんの知識を深めてきてくれたことに感心しました。確かにホーチミンは災害が少ないかもしれませんが、将来日本や世界中に行く機会がある生徒たちの記憶に残るといいなと思います。

津波のとき「およぐことはだめです。」新しい知識がふえました。

これから、生徒が更に自信をもって日本語を使う活動ができるよう様々なテーマを用意していこうと思います。

Writer
ベトナム ホーチミン
嵐田 良重さん

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