Horas!(バタック語で“こんにちは!”) インドネシア10期として、北スマトラのメダンに派遣されております、難波るいです。
インドネシアと言えば、イスラム教。しかし、私が派遣されているメダンは、イスラム教はもちろん、キリスト教、仏教など様々な宗教が混在した地域です。まさに「サラダボウル」のような街なのです。今回は私がメダンで見つけた、3つの「サラダボウル」をご紹介します。
学校がサラダボウル!
メダンの高校は中華系の生徒が多く在籍する学校や、イスラム教の学校、キリスト教の学校など、宗教によって分かれている学校もあります。
私の派遣校SMA Dr.Wahidin Sudirohusodo(ワヒディン・スディロフソド高等学校)は多くの生徒が中華系です。ムスリムの生徒もいますが、1クラスに3,4人ほど。全くいないクラスもあります。生徒同士の会話は、インドネシア語ばかりでなく、中国語も飛び交っています。そのため、“何を”話しているかの前に、“何語で”話しているかを先に判断しなければなりません……。
料理がサラダボウル!
メダンでは、様々な料理が楽しめます。インドネシア料理、日本料理、韓国料理、そしてやはり外せないのが中華料理。豚肉や野菜も食べられます。日本にいるのと同じくらい、食に困ることはありません。
街並みがサラダボウル!
街中にはモスクがたくさんあり、アザーンも聞こえます。そんな中に、キリスト教の教会、仏教のお寺もあります。また歴史的な面では、オランダ様式の建物もあります。都会もあり、田舎もあり、少し違う道を行けば、全く違う景色が見えるのも面白いところです。
“インドネシア”という1つの国、“メダン”という1つの街にいるはずなのに、「ここはどこだ?」と錯覚してしまうくらい、様々な人が暮らし、様々な文化が混在しています。メダンの魅力はまだまだたくさんあります。日本語パートナーズの活動を通じて、どんどん発信していきたいと思います。