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コスプレ大会~わたしの特別賞~

7月5日に私の派遣校ウドンピッタヤーヌクーン校で、日本語学科主催の七夕祭りが開催されました。その中のイベントの1つ、コスプレ大会に出場した高校2年生の生徒を紹介します。
コスプレのテーマは「日本」です。七夕祭りの2週間くらい前から、職員室には連日コスプレ大会の出場申し込みに来る生徒が途絶えませんでした。

派遣先での生徒の写真1
今回紹介するのはこちらの生徒です。

6月末に大きな黒いスポンジの板を担いで登校してきました。それを少しずつ切っては半田ゴテの熱で穴を開けて赤い糸で繋いでいき、彼の鎧は七夕祭り直前までかかって完成しました。

派遣先での生徒の写真2
素材が違うだけで形や作り方は本当にこんな感じなのではないかという気がします。
派遣先での生徒の写真3
兜に飾り付けられた金の輪っかには、こだわりを感じます。
派遣先での生徒の写真4
博物館で見たことがあるこの形。
派遣先での生徒の写真5
この刀も手作りだそうです。驚きました。
派遣先での生徒の写真6
準備中。左側の生徒はこのあと馬のかぶりものをしてステージ上で切られます。
派遣先での生徒の写真7
派遣先での生徒の写真8
派遣先での生徒の写真9

出場者はステージ上でアピールタイムがあるのですが、この二人はステージに上がって馬を切ってサッと降りていきました。
せっかく格好いい衣装を作ったのだから、もっとアピールして!!と思いながら見ていました。

派遣先での生徒の写真10
現地で活躍する日本語パートナーズの写真
大会が終了して記念撮影。

今回の出場者の大半は、アニメかゲームのキャラクターのようでした。私の世代のクレヨンしんちゃんやサザエさんの姿は見当たらず、出場者待機場所は私の知らない日本という感じでした。日本の新しい文化が、海外の人に日本に興味を持ってもらう入口になっていることは嬉しいことではありますが、他にも見てもらいたい日本文化はたくさんあるのにという少し寂しい気持ちもあります。だからこそ、鎧と兜を一から丁寧に作って出場した生徒がいたことが余計に嬉しく思えました。

Writer
タイ ウドンターニー
内野 佳織さん

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