今回は、赴任先校以外での土日の活動を紹介します。私が住むブアチェットから車で20分ほど行ったカンボジア国境付近に、カナー村という小さな村があります。そこにある小学校に私は度々訪れます。というのも、この学校の校長先生は、ゴップ先生(ゴップはカエルという意味)といい、実は去年まで私の赴任先の学校で日本語と生物を教えていました。
この小学校は幼稚園児も含めて、全校生徒が80人程度、先生も6人しかいません。ほとんどが隣接する小さな村の子供たちで、先生たちは小学校の中に住んでいます。当初、子供たちは初めて見るであろう日本人(私)に、すこし警戒していました。しかし何回も訪れ一緒に遊んだりしているうちに仲良くなり、今では「ピースア!ピースア!(トラお兄ちゃん!)」と私を見かけると元気いっぱいに駆け寄ってきてくれます。
今までに、学校の壁塗りや子供たちの遊び場づくりを手伝いましたが、私はタイ語を少し話せるので、地域の人たちや先生たちとも大変仲良くなれました。この時はタイ語を勉強していて本当によかったなと思いました。私とのやりとりを通して、日本人や外国人に対して好印象を持ってくれる人が増えればいいなと願いつつ、これからもタイ語の勉強を頑張ろうと思っています。
先日は、カナー村の小学校で外国語キャンプと理科キャンプがあり、赴任先の高校の先生たちと一緒に様々な活動を行いました。私は、歌やゲームやジェスチャーを使って日本語の挨拶と1~10の数字、体の部位の名前を子供たちに教えました。教えた次の日に学校に向かうと、みんな元気いっぱいに日本語で「こんにちは!」と言ってくれました。
日本人の皆さんは、タイのこんな田舎の小さな小学校の子供たちが、こんにちは!と言ったら、とっても驚くでしょうね。笑
また早くカナー村に行きたいです!