12月に、ペッチャブーン県で同じ“日本語パートナーズ”として活動している成松さんがウドンターニーに来てくれました。
初日は夜に着いたので、晩御飯を食べて翌日に備え、2日目は朝5時からウドンターニーの名所をいくつか回りました。
ウドンターニーにはバーンチェン遺跡という世界遺産があり、博物館の中には様々な展示物があります。数千年前に使われていた壺や装飾品を見ることができ、犬や水牛と共同生活する人々の様子を知ることができました。
私と成松さんはこの日の移動中、車の中でずっと漫才のネタについて議論していました。2月にバンコクで「MANZAIコンテスト」が開催される予定で、成松さんの派遣校の生徒も私の派遣校の生徒も、参加するために準備しています。漫才初体験の生徒が参考にできるように、私たち2人で漫才をして、それを撮影しました。
私の宿舎から徒歩5分のところにある公園には、バーンチェン遺跡のモニュメントがあります。
この大きな壺の前で漫才ネタの打ち合わせをして、撮影しました。私がツッコミを担当しましたが、2人の身長差は35センチあるので、成松さんの肩を叩くために自分の頭より高い位置まで必死で腕を伸ばしました。
公園の池でアヒルボートに乗り、日が暮れてからも新しいネタをひたすら考えました。
2人とも漫才は初めてでしたが、生徒のためにまず自分たちがネタを覚えて、ボケとツッコミだけじゃなく、歌やダンスも盛り込んだ漫才をしてビデオに残しました。気が付いたら私たち2人にとって素敵な思い出になっていました。
もしどちらかの派遣校の生徒がコンテストで優勝して、優勝賞品の沖縄国際映画祭に行くことになったら、その時は帰国しているので私たちも沖縄に行って絶景をバックにもう一度漫才を撮影しようという話もしました。
ウドンターニー3日目は、私の派遣校で成松さんの故郷熊本に関するイベントをしてもらいました。
教室に行くと、スクリーンが使えなかったのでノートパソコンを手に乗せて自己紹介してもらいました。
午後の授業の教室はモニターを使うことができました。
このクラスでは熊本県の紹介をしたあと、熊本クイズをして、生徒たちに熊本カルタを作ってもらいました。
短い時間でも、とても可愛いカルタができました。
他にも、ぺチャブーンとウドンターニーの生徒の年賀状交換や、くまモン体操をしてメッセージビデオを撮影するなど、とても充実した活動をすることができました。
今回の活動で、私は8か月間一緒に過ごしてきた生徒たちのまだ見たことがない表情を発見し、遠方から来てくれた成松さんや、協力してくださった先生方、全力で踊る生徒たちにたくさんパワーをもらうことができました。