みなさん、こんにちは。タイのチャチュンサオに派遣されている守屋 紗矢香です。8月になってはじめて、日本語の授業内で、食事に関する文化紹介をすることになりました。実施したのは中学1年生の日本語選択のクラスです。CP(現地の日本語の先生)から、日本のお弁当について紹介してほしいという要望があったので、それに関する紹介と実習をしました。(室内換気等、感染症対策に配慮しました。)
まずはじめに、スライドを使い、お弁当についての紹介をしました。実は、タイにもお弁当を持ってくる習慣があり、職員室では、先生方が持参したお弁当を食べている光景をよく見かけます。もちろん、市場や校内の食堂で購入したものを食べる方も多くいます。そこで、日本のお弁当とタイのお弁当の中身や容器の違いについて説明しました。特にキャラクターを模した、いわゆる「キャラ弁」を紹介した際は、生徒たちから「かわいい!」という歓声があがりました。また、私にとってのお弁当の思い出は、母が手作りしてくれたものなので、その中で、生徒にも作ることができそうなメニューを紹介しました。例えば、「厚焼き玉子」、「たこさんウィンナー」、「うさぎ形のりんご」等です。
お弁当の紹介
翌週の授業では、実際に、グループごとにお弁当を作ることになりました。グループごとにお弁当の中身を何にするか考え、ある程度各々の自宅で調理してから持ち寄りました。完成したお弁当は、おにぎりやゆで卵等を顔の形にして、見た目にも楽しいものが多く、工夫を凝らしていることがよく分かるものばかりでした。
お弁当作り
完成したお弁当
また、私自身も予めお弁当を作って持参しました。さらに、生徒にぜひ飲んでもらいたいと思い、みそ汁を学校で作りました。生徒からは、「おいしい!」と好評だったので安心しました。併せて、みその種類や作り方も紹介し、日本で古くから使われている調味料について学んでもらえたことも有意義だったと思います。