はじめまして。日本語パートナーズインドネシア17期の上野聖葉(きよは)と申します。わたしは、東ジャワ州のモジョクルトに派遣されています。大都市ではありませんが、みどりが多く、交通量はゆるやかでたいへん過ごしやすい街です。
わたしの派遣先校は、SMA Tamansiswa Mojokertoと、SMKN 1 Punggingの2校です。
突然ですが、実はこの2校にはさくらが咲いています!なぜさくらが咲いているのでしょうか?……残念ながら、本物のさくらではありません。でも、本物に劣らない美しさなんですよ。
きっかけは両校の日本語クラブで行った浴衣の文化紹介です。
浴衣の文化紹介を考えていたときに、生徒たちは写真撮影が好きなので、校舎内という条件だと少し味気ないと思っていました。ですが、味気は足せばいいと気付きました。
そこで、さくらの背景を用意することにしました。さくらと富士山で迷ったのですが、わたし自身さくらが好きなこともあり、さくらに決めました。多数決を取ってもよかったかもしれないです。それぞれの現地の日本語の先生と話した結果、両校で異なるさくらを用意することになりました。
SMA Tamansiswa Mojokertoでは実際の木の枝に、花形に切られた紙を貼ってさくらを再現しました。日本語の先生とわたしでコツコツと作成しました。写真撮影をするとまるで本物のさくらのように見えました。
SMA Tamansiswa で日本語の先生と作ったさくら
SMA Tamansiswa の日本語クラブの生徒たち
SMKN 1 Punggingでは、模造紙に画用紙をちぎったものを貼ってさくらを作成しました。日本語クラブのみんなで協力して完成させました。さくらが舞い散る様子がすてきです。
画用紙をちぎってさくらを完成させるSMKN1Punggingの日本語クラブの生徒たち
さくらの背景(を持ってくれている生徒)とSMKN1Punggingの日本語クラブの生徒たちとわたし(真ん中)
SMKN1Punggingの日本語クラブの生徒たち
浴衣を着るというイベントをさらに盛り上げることができて、生徒が嬉しそうでわたしも嬉しかったです。生徒たち越しに見るさくらは、日本で実際に見てきたさくらよりも格段にきれいだなぁと個人的には思いました。
これからの文化紹介も、工夫していけたらと思います。読んでいただき、ありがとうございました。