皆さんこんにちは。ベトナム9期の西舘 真弓です。昨年末の12月25日(クリスマス)に、フエでの結婚式に参加しました。今日はその様子を紹介します。
結婚式を挙げたのは、私たちNP(日本語パートナーズ)の派遣前研修のときに、講師として1月間ベトナム語を教えてくださったニー先生です。先生はもともとフエ出身の方で、私の派遣先校であるハイバーチュン高校の卒業生です。今はご主人と大阪にお住まいになっているのですが、地元フエで結婚式を挙げるために戻ってこられたのです。
今回結婚式に出席したのは、べトナム中部に派遣されたNP5人組(フエ2人、ダナン2人、クイニョン1人)+他地域の3人の合計8人です。雨季のフエですが、結婚式が行われた12月25日は素晴らしい晴天に恵まれました。それはまるで二人の門出を祝福するかのようでした。結婚式はニー先生のご実家で開かれました。最近は、ホテルや結婚式場で式を挙げるカップルも増えてきているようですが、十分なスペースがあれば、家で式を挙げることが多いようです。
家の前は美しい花々や二人の写真が飾られ、とても華やかです。門の前で新郎新婦やご家族が出迎えてくれました。ご家族は外国人の私たちを温かくもてなしてくれました。特におじいちゃんは日本人が出席することを誰よりも楽しみにしてくださっていたようです。日本語はわからなくても、満面の笑顔で握手やハグをしてくれました。ニー先生の弟さんの中に日本語を話せる方がいて、ずっと私たちに付き添って気を遣ってくれました。それにしても、ウエディングドレス姿のニー先生の美しいこと!見惚れてしまいました。早速みんなで記念撮影です。
ニー先生と8名のNP(日本語パートナーズ)。私たちもアオザイを着て出席しました!
私もニー先生と一緒にパチリ。ウエディングドレス姿の先生、本当に美しい!
門を入ると庭に大きなテントが張られ、パーティー会場が作られています。会場には多くの円卓が並べられ、450人ほどの招待客がひしめいています。前方にはステージが作られており、その横に生バンドがスタンバイしていました。
席につくと飲み物が振る舞われ、ほどなくして料理も次々と運ばれてきます。結婚式の開始時刻から30分ほどで新郎新婦がステージに現れました。そして、積み上げられたグラスのタワーにシャンパンではなくビール(もちろん地元のフーダビール)を二人で注ぎます。
なんとビールタワー!!びっくり!
ケーキカットのあとは、生バンドの演奏で招待客の歌が続きます。歌を歌いたい人は自分の名前と曲名を書いて司会者に渡すと、順番がまわってくるようです。その間、新郎新婦は各テーブルを回って挨拶をします。とてもフレンドリーな感じです。家族写真がスクリーンに映し出される中、花嫁自身も家族へ感謝の歌を歌いました。その様子を見ていた花婿はもらい泣きをしていました。花婿の優しいお人柄が感じられ、私もちょっとウルウルしてしまいました。
花嫁も熱唱! ベトナムの人は歌が大好き!
花嫁を囲んでハイポーズ!美味しいベトナム料理も写ったかな?
2時間ほどかけて料理を食べ終わると、徐々にお客さんが帰っていきます。私たちも周りの様子を見て、会場を後にしました。
盛大で華やか、そして今まで私が参加したことのある日本の結婚式と比べると自由で賑やかな結婚式でした。
ベトナムでの忘れられない思い出がまた増えました。