Selamat siang!(スラマッシアン・こんにちは)
インドネシア・北スマトラ州メダンに派遣されている齋藤初です。今回は、日本語の先生方や他の日本語パートナーズの仲間たちと一緒に、北スマトラ州を代表する観光地「トバ湖」へ行った時の様子を紹介します。
トバ湖は、世界最大のカルデラ湖(火山の噴火活動によってできた湖)です。私が住む街・メダンから車で4~5時間ほどかかります。
スマトラ島は自然豊かな島で、世界遺産に登録されている森林もあります。トバ湖もはるか昔の自然現象が作り上げた、素晴らしい場所です。常夏のインドネシアにしては涼しい気候で、訪れた日はさわやかな空気を味わうことができました。
トバ湖。まるで海のように広いです!
メダンをはじめ、北スマトラ州には独自の文化や言語を持つバタック人と呼ばれる人々が大勢住んでおり、トバ湖は「バタック人のふるさと」と言われています。今回、私たちはトバ湖の中にあるサモシール島を訪れ、バタック人の伝統的な家を見たり、踊りを体験したりしました。
バタック人の伝統的な家は、独特な形をした屋根と、高い位置にある床が特徴的です。
この屋根や床は暑さや湿気などの対策をするためだそうで、日本の大昔の家屋と似ているところがあるな、と関心を持ちました。
伝統的な踊りは「tor-tor(トルトル)」と言い、明るい雰囲気の音楽に合わせて手や指などに繊細な動きを取り入れています。昔は葬式などで踊っていましたが、現在では結婚式などのお祝いの席で踊るのが一般的だそうです。
バタック人の伝統的な家。椅子などの石は村で裁判をするために使っていました
みんなで伝統的な踊り「tor-tor(トルトル)」を体験しました!
日本語パートナーズとして派遣される前までは、全く知らない土地だった北スマトラ州ですが、大自然に癒され、現地の文化をたくさん体験できた貴重な旅となりました。
みなさんも是非一度、トバ湖を訪れてみてください!
Mauliate godang!(マウリアテ ゴダン・バタック語で「ありがとう」)