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日本語パートナーズ短期派遣 -ラオス短期(2期)活動報告-

日本語パートナーズ短期派遣事業は、派遣先ごとに異なるニーズに対応するため、地域・対象者等を限定したうえで募集を行っており、派遣先とつながりのある地域等の協力を得て実施しています。

今回のラオス短期(2期)では、茨城県守谷市の守谷市国際交流協会(MIFA)と連携し、同協会の会員を含めた6名1グループを派遣し、ビエンチャンの中等教育機関で日本語を学ぶ生徒たち等との交流を深めました。

日本語パートナーズラオス短期(2期)
浅川恭子、川名敏子、塩澤真結、横張日菜子、蔭木隆、後藤杏実

みなさん、サバイディ―(ラオス語で「こんにちは」)!私たちは日本語パートナーズ(NP)ラオス短期2期です。
2023年3月1日から11日までの10日間、ラオスで活動を行いました。現地では、ラオスの首都、ビエンチャンにある中等教育学校4校(ビエンチャン校、ノンボン校、ピアワット校、ポンタン校)で主に日本文化紹介をしました。

各派遣先校での活動の様子

短期NPの私たちの主な活動は日本文化紹介でした。派遣期間中は基本的に2グループに分かれて活動をしました。
ラオスの中等教育学校には、1年生から7年生が在籍しており、日本の小学校6年生から高校3年生にあたります。
私たちは、ひな祭りやソーラン節、オセロやふれあい囲碁、しりとり、茶道、縁日などを紹介しました。歌やダンスが好きな生徒、鬼滅の刃などのアニメ好きな生徒が多いと聞いていたので、ひな祭りやしりとりの紹介のなかで歌を歌ったり、縁日では手作りしたお面をかぶってひょっとこ踊りを踊ったりしました。生徒の皆さんが楽しんでいる様子が笑顔から伝わり、とても嬉しかったです。また、高校生の年代の生徒たちにも文化紹介を楽しんでもらえるか少し不安だったのですが、ノリノリでソーラン節を踊っていたり、お面をかぶって写真を撮ってくれたりと喜んでもらえたので、活動できて良かったなと心から思いました。

しりとりの説明

オセロ対戦中

活動で工夫をしたこと、苦労したこと

活動中に工夫したことは、なるべくクラスに飾れるものや手に取って触れてもらえるものを持っていきたいという思いから、縁日のお面やボードゲームのオセロを手作りして持って行ったり、折り紙を飾る模造紙を作成したりしたことです。それに加え、ただ日本の文化を教えるだけでなく、自国(ラオス)の文化について考える機会にもなってほしいと考え、ソーラン節を踊った後にはラオスの伝統ダンスを教えてもらう時間も設けました。

苦労したことは、学年が低い生徒たちとの会話です。授業終わりの時間などにクラスの生徒たちとお話をするとき、最高学年に近い生徒たちは英語も話せるので、簡単な日本語の単語や英語で話すことができましたが、学年が低い生徒たちは日本語も英語もあまり話さなかったため、ジェスチャーも交えてコミュニケーションを取りました。

印象に残ったこと、気づきがあったこと

私たちが活動した派遣先校では、第二外国語の授業は選択制ではあるものの、成績によって科目が決まり生徒本人が自由に選択するわけではないため、授業に対するモチベーションが高い生徒もいれば低い生徒もいると聞いていました。しかし実際に活動をしてみると、授業で積極的に話しかけてくれる生徒や文化紹介で出てきたひな祭りの歌の歌詞をノートに写している生徒がいるなど、日本語の授業に積極的に参加してくれる生徒が予想以上に多かったです。今回の文化紹介を通して、日本についてもっと知りたいと思ってくれたら嬉しいなと思います。

また、1年生と7年生を比べたときに7年生の方が発音が上手かったり、7年生は日本語で発表をする機会があったりと、これまでの学習の成果が出ているように感じられました。

折り紙の折り方のコツを説明

自分で折った折り紙を持って撮影会

この活動を今後どのように生かしていきたいか

私たちが所属するMIFA(茨城県守谷市の国際交流協会)は、ラオスと約25年間の交流があります。今回、このプログラムでより多くの生徒の皆さんと交流ができ、またSNSの連絡先を交換することもできたので、これからもSNSを通じて交流をしていきたいと思います。また、現地で感じたラオスの魅力などをMIFAの活動やSNSを通して発信していきたいです。

ラオスの醍醐味、面白さ

ラオスの醍醐味、それは何といってもおいしい食べ物だと思います!特においしかったのはカオニャオ(もち米)でした。伝統的な入れ物で調理されたカオニャオはどんな料理とも相性が良く、お気に入りの一品になりました。ラオスに行く際にはぜひ食べてみてほしいです。しかし、ラオスの激辛料理に関しては、唐辛子抜きでお願いしても激辛の料理が出てくることや現地の人も辛いと言う料理が出てくることがありました。辛いものが苦手な方は辛そうな料理を避けることをお勧めします。

また、派遣期間中にはさまざまな場面でダンスをすることがあったのですが、フリースタイルのダンスでは、枠にはまらない即興ダンスで周りを盛り上げている方がいて、出会って数日の私たちでも一緒に楽しむことができました。そんな、明るく賑やかなところもラオスの魅力だと思います。

ラオスの名所、タート・ルアン寺院にて記念撮影
Writer
ラオス ビエンチャン
日本語パートナーズラオス短期(2期)さん

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