サワディーカー。
パトゥムターニー県に派遣されている新毛晴与です。
着任してから早いもので1か月半が経ちました。生活リズムや気候にも慣れてきて、忙しくも充実した毎日を送っています。
今回のパートナーズの声では、もうすぐ旬が終わってしまうドリアンについてご紹介します!
日本での派遣前研修の時に、日本語パートナーズの先輩やタイ人の日本語の先生方に聞いていたドリアンに関する情報は
①ドリアンの旬はすぐ過ぎる。
②ドリアンは3回食べると慣れる。
そして最も大切な
③ドリアンとお酒を一緒に食さないこと!(最悪の場合、死に至ります)
というものでした。
私はこの掟を心にしっかりと刻み、タイにやって来ました。
私がドリアンに初めて出会ったのは、バンコクにある大きなショッピングモールのフードコートで食べたカオニアウ・ドリアン(カオニアウ=もち米)です。一人前を5人でシェアしたのでドリアンは本当に少しだけ、ほとんどが甘いカオニアウ(ココナッツミルクと砂糖と塩で炊いたもの)でした。それでも何とも言えない独特の香りが強烈に印象に残りました。
2度目のドリアンは、その日のうちに日本での研修でお世話になったタイ人の先生にいただいたドリアンのアイスです。
においや風味は確かに独特ですが、濃厚な甘みを感じました。一緒に食べたベリーのアイスが口をさっぱりさせてくれました。
3度目は、しばらく時が経ってからのことです。近所のナイトマーケットで、ついにドリアンを買いました。
屋台に山のように積み上げられたドリアン。一人で食べきれるのか不安で買う方法もわからなかったので躊躇していましたが、心に刻み込まれた掟が頭から離れず、パックに包まれているできるだけ少ないものを選んで買ってみました。
屋台のドリアン(左)中身がパックに詰められている
久しぶりのにおいと甘さ!一度に食べきれないので冷蔵庫に保管したら、部屋中(冷蔵庫が特に)すごい匂いです。
ドリアンのアイスを教えてくれた先生に3回目の報告をしたところ、「体を温める果物のドリアンは、体を冷やす果物であるドラゴンフルーツと一緒に食べるとバランスをとることができて良い」という新たな情報をくださいました。
そこで4度目はドラゴンフルーツと。
ドラゴンフルーツは、ほんのり甘酸っぱくて種の食感と果肉のゼリーの食感が面白いです。味が薄く、さっぱりしているので、もったりとして甘く癖のあるドリアンと、よく合います!
先日の休日の朝食 ドラゴンフルーツとドリアンと納豆
5度目は、ドリアンを休日の朝食としていただきました。
ここで私の身体に大きな、大きな変化が訪れます!
全く(と言って良い程)ドリアンのにおいを感じない……!!!
無糖の豆乳と食べた記念すべきドリアン
この変化には心底驚きました。
においがあまり感じなくなったドリアンは、ただただ甘くてクセになる美味しいフルーツでした。
そして、6度目、7度目……と回数を重ねていくたびに私はあることに気づきました。
ドリアンって結構高い……。
そうなのです。時期にもよりますが、最も少ないパックのものでも100バーツ(約400円)くらい。100バーツ分市場で支払えば、おかず3品くらいの結構豪華な夕飯が食べられます。
それでも私はドリアンを食べることがやめられません。
変化した身体を手に入れた私は、クセになる風味の強いドリアンやドリアンアイスを探す日々を送っています。