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バティックづくりに挑戦!~上手く行かないなぁ~

Selamat Siang! みなさん、こんにちは。インドネシア・ボゴールに派遣されている大岩佐壽です。

みなさん、インドネシアの伝統的衣装と言えば……。
そう、バティック(ろうけつ染めで作られた布・服)です。

2009年にユネスコの世界文化遺産に登録され、公務員や企業、そして学生の制服として着用されることが多くなりました。私たちインドネシア19期のメンバーも着任式にはお揃いのバティックを着て臨み、4か月あまりの日本語パートナーズ生活を充実したものにしようと誓いあいました。

インドネシア19期 着任式

そして着任後1か月、派遣されたSMA(普通高校)やSMK(専門高校)で様々な経験を経た日本語パートナーズの仲間がボゴールにやってきてくれて、一緒にバティックのハンカチーフづくりに挑戦しました。
最初は、チャンティンと呼ばれる道具を使い、溶かした蝋で紋様の線を引いていきます。 下絵を書いてもらっているので、それをなぞっていくだけなのですが、素人の私たち、全くうまくいきません。ポタリ、ポタリと蝋をこぼし、どんどん下絵からはみ出していってしまいます。それに蝋が熱いんです。「アッチチチ」と言いながらなんとか下絵を完成させ、次は色付け。黃、青、黒の三色を蝋の線上や絵柄の中に塗り込んでいきます。

チャンティンによる下絵の線引き

下絵の色付け

それを染料液につけ、引き上げると、見事な色彩が浮かび上がります。
思わず日本語パートナーズの仲間も「おおっ~」と声を上げ、下手っぴな絵柄が一瞬だけ芸術作品に早変わり。 さらに熱湯に浸すと蝋が溶け、新たな絵柄、色彩の登場です。

染料液に入れる前と後

その後天日で乾かし、完成。およそ2時間のバティック体験。出来上がった作品を見て、「まぁ、なんとか見られるよね」と笑い合いながら、「もう一回挑戦したい」「次こそはもう少しなんとかしたい」とリベンジを誓いあい、それぞれの任地へ帰っていった仲間たち。
忙しい日々の中、貴重なインドネシア文化体験ができた休日となりました。
みなさんも、機会があれば、ぜひバティック体験、挑戦してみてくださいね。

完成したバティックのハンカチーフ
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