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台湾と日本のプロ野球観戦文化の違い

初めまして。台湾6期で彰化県に派遣されています宮本と申します。彰化は台湾の大都市・台中の隣にある地域です。休みの日には海沿いの鹿港や台中にお出かけをする人が多く、私も週末にはよくこの2つの町にお出かけをしています。

ある日曜日に台中でプロ野球の試合があるということで、観戦に訪れました。台湾のプロ野球は日本から伝えられたという話がありますが、実際に観戦をしていると日本のスタイルとは違ったところが多くみられたので、球場の特徴と応援スタイルの2点をご紹介します。

バッグネット裏からの様子

台中のチームはプロ野球創生の初期からあるチームです。根強い人気があり、応援席となっている内野席は9割ほどが埋まっていました。私は少し空いているバックネット裏の席を選びましたが、チケットが500元(約2,000円)、平日なら350元(約1,400円)と、日本に比べると非常に安く気軽に観戦ができます。

犬が水を飲む場所

また犬などのペットを連れている人も多く、写真のように犬が水を飲むスペースやペット連れの人用の席が用意されていることも大きな違いです。これらのことから、日本と比べて誰でも気軽に観戦ができる雰囲気であると感じました。

応援するチアガール

さらに日本との大きな違いは応援にあります。写真のようにホームチームのチアガールが両方の内野席のベンチ上におり、スピーカーから流れる曲に合わせて応援を先導します。

選手の応援歌

日本と同じように各選手に別々の応援歌が作られていますが、歌詞は「打て」「ヒット」「G O」など覚えやすいものが多いです。加えて選手ごとに応援用の踊りが割り当てられています。チアガールの動きに合わせて踊ることができるので、簡単な歌詞と合わせて歌って踊ることができ、応援しやすくなっています。総じて、初めて球場に来た方でも一緒に楽しんで応援できるスタイルであると感じました。

今回は試合も逆転に次ぐ逆転でとても面白く、またこのような文化差についても知ることができとても良い機会でした。小さなところにも大きな違いが隠れているかもしれませんね。

Writer
台湾 彰化
宮本 紘光さん

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