みなさん、こんにちは。タイ・チャチュンサオに派遣されている守屋 紗矢香です。赴任してから、早いもので約2か月が経過しました。CP(現地の日本語の先生)の支えがあり、少しずつ授業へ参加することに慣れてきました。日本語の発音や、会話の確認、漢字の書き方を教えるなど、日本語学習を通して生徒と関わることができて嬉しいです。
漢字の書き方
また、授業の合間の時間をいただき、文化紹介をする機会があります。5月から7月にかけては、主に日本の季節の行事を紹介しました。まず、5月は「こどもの日」です。鯉のぼりや兜を飾ったり、柏餅などの縁起の良いものを食べることを、写真や映像を交えて紹介しました。
こどもの日の紹介
6月は、日本が梅雨の時期になるので、雨の降り方を表す表現や、あじさいで有名な寺院等を紹介しました。また、実際にかたつむりやかえるの折り紙を折ったり、てるてるぼうずを作ったりしました。特にかえるの折り紙は好評で、生徒たちはどれだけ飛ぶかを競い合って楽しんでいる様子でした。さらに、日本語クラブの時間に作ったてるてるぼうずは、実際に現地の市場で布を購入し、長く飾れるように工夫しました。タイの雨季は6月から10月と長いので、その時期に今回紹介したことを思い出してもらえたら嬉しいです。
かえるの折り紙
7月は、七夕について紹介しました。織姫と彦星の出会いの物語や、七夕の歌をうたいました。また、ハートの形の短冊をつくり、願望を意味する「~しますように」という表現を使って、日本語でお願いごとを書きました。
日本語クラブでは、切り紙で星の形を作り、天の川をイメージして掲示物を作りました。クラブの生徒の多くが日本語を履修していないので、自分の好きな言語で、お願いごとを書いてもらいました。色とりどりの星のように、一人ひとりの素敵な願いごとが集まりました。