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日本とここが違う! 台湾の高校生活

潮州高中(高中は日本の高校に相当)に赴任し、半年が経ちました。 

私は毎週月、火、木曜の昼休み、日本語コーナーで、生徒たちに日本文化を紹介しています。ある日、趣向を変えて、「潮州高中で疑問に思うこと」を、生徒たちに質問してみました。今回はその中で、印象に残ったものを紹介します。

質問1.昼食後、昼寝の習慣がありますね。昼寝する生徒は多いですか? 昼寝の時間は?

答え:大体半分以上の生徒が昼寝します。時間は15~20分。

日本語パートナーズ 台湾 屏東 昼寝をしている台湾の高校生たち
昼休みのある教室。昼寝している生徒が多いの、わかりますか?
日本語パートナーズ 台湾 屏東 女子の制服にパンツスタイルがあるのが台湾の高校の特徴
女子の制服にパンツスタイルがあるのも、台湾の高校の特徴

質問2.教材だけではなく、先生の忘れ物(水筒やマイクなど)を職員室に取りに来る生徒を時々見かけます。これは一般的なことですか? 生徒は怒らないの?

答え:班長、副班長(日本の高校の学級委員長、副委員長に相当)以外に、小老師(老師は先生の意味)という役割があります。先生の忘れ物を取りに行くのは、小老師の仕事の一つです。怒る? 全然! 授業中に堂々と教室を出られるし、息抜きになるし、嬉しいです!

質問3.放課後、社團(サークル、部活の意味)活動している生徒をあまり見かけませんが、いつ活動していますか?

答え:昼休み、金曜の6、7時間目(14:05~16:05)が多い。潮州高中では、一学期中に6回活動すれば、社團と認められます。
「でも県大会や全国大会に参加するのに、少ない練習で大会に勝てるの?」と聞くと、生徒たちは、「先生、大会に参加するのは社團じゃなく、学校が作ったチームですよ! 社團は交流と息抜きの場です。」と笑いながら回答。普通科高校生の本分は、学業成績が重視される大学入試(一般入試は、日本のセンター試験に似た「学測」成績上位者から志望大学出願権が得られ、推薦入学も「学測」成績優秀者が条件)に向けて勉強すること。社團活動は、その息抜きの意味合いが大きいようです。

日本語パートナーズ 台湾 屏東 社團活動をする高校生たち
日本語パートナーズ 台湾 屏東 社團活動をする高校生たち

校内にある立派なスポーツ施設

Writer
台湾 屏東
石山 美保さん

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