7月6日に、七夕のイベントを行いました!
このイベントでは毎年、飾りづくりの他に、浴衣を着て写真も撮ります。日本語コースの2年生の卒業式も兼ねているためメインイベントの1つです。
私も内心楽しみに、準備に勤しみました。笹(品種不明)は、大学に生えているものを先生が申請書を出して、1本調達します。先生は慣れた手つきで、2ℓの牛乳ボトルに水を入れて挿し、断線したであろう充電コードで机の脚に巻き付け固定しました。
この日は30人程の学生が集まりました。浴衣の説明の際に、お相撲さんが浴衣を着て自転車に乗っている写真を見せると、笑いが起きました。特にカンボジアの結婚式の女性の衣装はオーダーメイドで、体のラインぴったりにつくるので、浴衣のようにいろんな体形、背丈に合わせて縫い直して着続けるというのは珍しいのかもしれません。
次の日がJLPT(日本語能力試験)ということもあり「N3,N4の合格」や、「日本へ行きたい」、「家族が健康でありますように」という短冊が多く見られました。「自分の会社をつくりたい」、「日本人の恋人がほしい」、そんな願いもありました。縦書きに日本語を書くことは、普段なかなかないので、名前の伸ばし棒が、横書きと同じ向きになってしまったり、文章を左から右へ書いてしまったりする学生もいて、私は新鮮な発想だと感じました。短冊を書くことで、縦書きのルールを学ぶ機会にもなりました。浴衣を着た後は、「日本人に見えますか?」と嬉しそう。学生のSNSのプロフィール写真がどんどん浴衣姿に変更されていきました。
その後、開催された卒業式では、2年生がスピーチをし、「て系(例:行きます→行って)につまずいて、友達が止めてしまったときは、私も止めたかったけど最後まで頑張りました」「観光の仕事に就いて日本語を使いたいです」「先生、友達に感謝しています」など、卒業の気持ちを語ってくれました。これからも日本語を頑張ってほしいです。みんなの願いが叶いますように。
(おまけ)