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人と人との小さな交流から、国と国との大きなつながりに その2

「笑いあう」

アパートの近くのナイトマーケットの帰りに立ち寄ったカリーパフのお店。注文をしようと、タイ語と英語を交えて話したのが悪かったのか、なかなか話がかみ合わず。お店の旦那さんは、コロナ用の仕切りのビニールの下から顔を出してまで聞き取ろうとしてくれました。

そして、なんとか注文が終わったら旦那さんがハハハと笑い、私もハハハと笑いました。おそらくやっとわかったという旦那さんの気持ち、私はホッとした、ありがたいという気持ちと、言葉というツールで心が通い合ったという嬉しい気持ちで、思わず笑いあった、そんな出来事でした。

帰り際、笑いあった余韻のまま「日本人なのね」とも言われました。お国のためにも、私と同じようにプラスの感情を抱いたことを願います。

実はここサラブリー発祥のカリーパフ

「髪切りプラス日本の英語教育」

異国の地での散髪は、かなり勇気がいります。ネットで調べた「床屋用語」と写真が載っている自作の「希望のヘアスタイルシート」を持って訪れています。滞在4回目(3店目)の散髪は髪を青く染めたにいちゃんがやっているお店へ。冒頭から”Where are you from ?”と、その後もずっと英語を巧みに使って話しかけてきました。

一方私は、日ごろのタイ語学習の成果を披露しようと話してはみたものの、語彙がついていかず、結局は英語でほとんど答えるというやりとりでした。床屋のにいちゃん曰く、学生の時から英語が好きで勉強し、お店にはイギリス人やアイルランド人など英語を話すお客さんがたくさん来るとのこと。また、日本のことも好きで、「いただきます」という言葉が好きだと言っていました。日本の文化も好きだとのこと。なんだか嬉しくなりました。

そして、「日本人はなぜ英語を話さないのか?」という質問をされました。お店には日本人も来るそうで、その方々は、「あのー、あのー」と言うだけで、あとはスマホの翻訳アプリにお任せだそうです。いろいろ原因を話したつもりですが、日本で英語教師をやっていた私にとっては、原因を言えば言うほど言い訳のように感じました。また、日本の英語教育の至らなさについて指摘することはこれまで携わってきた自分自身の至らなさを指摘するようで、ちょっと責任を感じるやりとりになってしまいました。

4店の床屋が並ぶ激戦区の一番左のお店

髪の毛が軽くなった分、やや心が重くなって店を後にした出来事でした。

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