ベトナム中南部のリゾート地、クイニョンで活動している福江瑠衣です。
旧正月が近づき、街もずいぶん賑やかになってきました。
私が通う専門高校もテト（ベトナムの旧正月）休みに入り、12日間は授業がありません。
そんな中、派遣先派遣先校のテトイベントとしてNgày hội dân gianという「伝統祭り」が開催されました。私はそこで、書道を紹介する機会をいただきました。
書道は私にとって、趣味でもあり特技でもあり、また大好きな日本文化の1つです。そのため、この機会はとても有意義なものとなりました。
イベントでは、書道をゲーム形式で体験してもらいました。各クラスの代表10人がステージへ上がり、私のお手本を見たあと同じように書きます。綺麗に書けた生徒が5人残り、トーナメント形式で勝ち残っていくというものです。お手本として選んだ漢字は、「海」「幸」「空」「金」「希望」です。
お手本を見せます
集中
ゲーム形式を提案してくれたのはCP（カウンタパート）先生で、競い合ったり盛り上がったりすることが好きなベトナム人らしい発想だなと思いました。CP先生の言う通り、ゲーム形式にすると時間がなく実際には書道を体験できない見ているだけの生徒も興味を持って楽しんでくれました。
勝ち残った3名は日本人も顔負けの上手さです
今回一番嬉しかったのは生徒、からのたくさんのフィードバックでした。想像以上に多くの生徒から「楽しい」「人生で初めての体験！」「日本語が好きになりました」など前向きな言葉をもらいました。
私が10年ほど続けている書道を、海外で紹介して喜んでもらえるという体験は自信となり、全ては繋がっているんだなと実感しました。
漢字の読み方と意味をベトナム語で他の生徒に説明してくれています
ちなみに、これらの写真を撮ってくれたのも生徒です。多才な生徒にいつも驚かされる日々です。ベトナムでは自分の才能を発揮できるオープンさや、競い合ってお互いに刺激を与えあう環境があります。
私も、生徒や先生方に良い刺激をもらいながら、そして与えながら、これからも頑張ります。
