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お花見をしよう! ~桜の木の下でお茶をたてて飲もう!~

皆さんこんにちは。ベトナム9期 フエ派遣の西舘 真弓です。
日本では、今年の桜の開花が早いようですね。ベトナムでは桜は見られないと思っていたら、テト(ベトナムの旧正月)の時期に出かけたダラットで満開の桜を見ることができ、感激しました。けれども、フエでは桜の木をほとんど見かけません。

第2・第3タームを担当したグエンフエ高校・レホンフォン中学校の生徒達とのお別れに、切り紙で桜の花を咲かせて、その下でお茶を飲む(茶道の紹介)という文化紹介の授業を考えました。

桜の花の切り紙を木に貼るレホンフォン中学校6年生

生徒たちに、桜の花の切り紙を貼る木を準備させてほしいとCP先生(現地の日本語の先生)に事前に依頼しました。先生たちは、絵の上手な生徒に依頼したり、休み時間に黒板に木を書かせたり工夫してくれました。ベトナムの生徒は芸術的なセンスが高いので、どのクラスの木も素晴らしく美しいです。

でも一番びっくりしたのは、本物の木を準備したグエンフエ高校11年生(高校2年生)のクラス。どうやって切り紙の桜の花を貼り付けようかと思いましたが、桜の花の裏に、セロテープをまるめてつけることで解決。そして、私が茶道を紹介している間、一人の男子生徒がずっと桜の木を持ち続けてくれました。ありがとう。

桜の木を持ち続ける男子生徒。優しい!!

そして、ベトナムの生徒が、茶道に興味を持ってくれるのか半信半疑でしたが、杞憂でした。手本を見せる時は、少しでもそばで見ようとかぶりつきになります(特に中学生がすごかった)。高校生も興味津々で、スマホをかざし撮影しようとする生徒も多くいました(スマホの使用は先生から許可を得ています)。自分たちが、茶筅を使ってお茶をたてる時も、早く自分の順番がこないかとワクワクしながら待っていて、茶道をとても楽しんでいました。

「早く僕の番が来ないかな?」「なかなか泡がたたないわ!」

そして、レホンフォン中学校の8年1組では、文化紹介が終わるといきなりCP先生が、桜の木の下に「送別会」の紙を貼って、「はい、今から真弓先生の送別会です」と一言。びっくりする私の前にケーキと手作りの冊子を持った生徒が登場!ケーキには「先生の優しさは、ずっと私たちの心にある!」との言葉が。そして、冊子は、それまで私がした文化紹介が時系列で紹介され、その時の写真や生徒の感想でページが作られていました。本当に感動で言葉もありません。
他のクラスやグエンフエ高校の生徒達からも、お別れに様々なプレゼントや言葉をもらい、感動する日々が続きました。べトナムの生徒達から大きな宝物をもらいました。

きれいに桜が咲いたね!桜の木をバックに記念写真!

私もお礼に、高校生には「一期一会」、中学生には「ありがとう」の栞を作って一人ひとりにプレゼントしました。

生徒たちの顔を思い出しながら一枚一枚書いた「ありがとう」「一期一会」
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