Xin chào !（こんにちは） ベトナム9期の神田友美です。
私の派遣先校の1つであるフンマイ中学校では、1週間の日本文化交流イベントが4月に開催されました。
ステージには生徒たちが描いた日本の絵が飾られていました
まずは、ベトナム人の和菓子職人による和菓子作り体験が行われました。美しい練り切りの和菓子を見本に、職人さんの指導のもと、餡を丸めて形を整え、ヘラで形を作っていきます。私も体験させてもらいましたが、まさかベトナムで和菓子を作ることになるとは思ってもみませんでした。生徒たちは悪戦苦闘しながらも、きれいな色に見入り、繊細な作業も楽しそうにやっていました。
細かい作業を慎重に
そして、その週の授業では、着物の紹介をして、振袖の女の子の人形を作ってもらいました。和柄の折り紙は珍しいようで、生徒たちはうれしそうでした。人形を作って台紙に貼った後、みんな思い思いに顔や背景を描き、素敵な作品がたくさんできました。
かわいいね！
みんな見せてー！
週の締めくくりは、華やかなステージイベント。各クラスの歌や踊りの発表、日本の紹介ビデオ観賞、日本についてのクイズなど盛り沢山で、この日のために準備をし、しっかり練習してきた様子が伺えました。巻き寿司や餅、果物なども用意してあり、ステージが終わった後におしゃべりをしながら、みんなでおいしくいただきました。
6年生（中学1年生）の「よさこい」は息がピッタリ
「日本文化交流週間」はとても楽しく有意義なイベントでした。ただ、1つ残念に思うことがあります。それは、ベトナムの中学生が日本語を勉強していること、そしてこのような素晴らしいイベントが行われていることを、日本の中学生が知る機会がないということです。日本語だけでなく、日本の文化も積極的に学ぼうとする生徒たちの姿勢を見て、このことを是非日本の人たちに紹介したいと思いました。インターネットで簡単に世界がつながるようになった今、このようなイベントを通して、ベトナムと日本の中学生が直接交流できるようにするにはどうしたらいいか考えています。
