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温かい国

こんにちは。マレーシアのトレンガヌ州に派遣されていました加藤です。

11月上旬に派遣期間を終え、日本に帰国しましたが、今でも現地での日々が頭から離れません。例えば現地の食べ物。幸い、今はまだお土産のお菓子などが残っていますが、それでは足りず、いつもSNSで料理動画などを見て心を満たしています(笑)

でも、食べ物よりも恋しいもの、それは人です。現地の方々との出会いに恵まれ、数多くの思い出ができました。それは派遣先校の先生方だけでなく、事務員さんや生徒のみんな、そしてご近所さんに至るまで、たくさんの方々と繋がることができました。皆さん本当にフレンドリーで優しくて、温かい人ばかりです。出会ったその瞬間から、異文化、異国の人である私を受け入れ、困ったことがあるときにはすぐに助けてくださいました。私にとっては皆家族と同じです。

派遣先校での最後の日には生徒や先生方がたくさんのプレゼントをくれて、出発の日は朝9時前にも関わらず、ご近所さんが何人も来てくださいました。とても有り難く、嬉しかったです。離れてしまうのはとても寂しかったですが、今でも連絡をくれて、「元気?何してるの?」とか、「こっちは今日も雨で……」なんて世間話をしています。日本に帰った今でも連絡をしてくれる、人との繋がりを大切にする文化が根づいているのだろうと思います。素敵ですよね。

次にマレーシアに戻ったときには、今回お世話になった方々に精一杯の恩返しがしたいです。そして今後、私が彼らにしてもらったように、日本に来た人を迎え入れ、普段の生活でも、人がほっと幸せになるような行動を取りたいと思います。自分もこの人たちのように温かい人間になれるように。

お別れ会で「未来へ」を歌ってくれた生徒たちと

ご近所さんたちと

派遣先校の先生方と
Writer
マレーシア トレンガヌ
加藤 稚菜さん

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