サワディークラップ!(こんにちは!)タイ・サムットプラカーンに派遣中の田村です。
派遣先校への着任からわずか3日目、緊張の中にいた私を、現地の日本語の先生の友人家族がペッチャブリーの静養地へと誘ってくださいました。公的派遣事業の一員として、現地の方々の懐に飛び込む大切さを改めて実感した、貴重な滞在を経験しました。
・「犠牲は善行である」という教え
穏やかな川のほとりで、家族を支えるご主人と人生のあり方について語り合う機会を得ました。そこで深く感銘を受けたのが、タイ仏教に根ざした「犠牲」の捉え方です。「家族のために自分の一部を差し出すことは、自己の摩耗ではなく、自らの中に徳を積み上げる『善行』そのものである」という彼の言葉は、献身を誇りとするタイの方々の精神的な強さを物語っていました。
・満たされる「ソンブーン」と分かち合う「ナムジャイ」
滞在中は、タイの人間関係を支える「ソンブーン(満ち足りた状態)」と「ナムジャイ(思いやりの心)」という価値観にも触れました。テーブルいっぱいの料理で客人を歓迎する一方で、別のグループ家族らとも料理を当たり前のように分け合う姿があります。そこには「貸し借り」の計算はなく、純粋に相手の喜びを願う心の循環がありました。
・信仰が溶け込む日常の風景
早朝、川を船で移動する僧侶に、家族が感謝の心でお布施をする光景に出会いました。徳を積む機会を「ありがたい」と捉えるタイの日常は、精神的な調和に満ちていました。
ペッチャブリーの風の中で得たこれらの気づきは、日本語パートナーズとして文化の架け橋となるための、確かな指針と勇気を与えてくれました。















