サワディークラップ!タイ・サムットプラカーンに派遣中の田村です。
かつて警察官として勤務していた経験を踏まえ、今回は警察統計から見た私の町について紹介します。
ここプラプラデーン郡は、チャオプラヤー川が大きく蛇行し、町の中心部が「川に抱かれた半島」のような独特の地形を成しているのが最大の特徴です。人口密度は1平方キロメートルあたり2,474人と非常に高く、工業と商業が融合した活気のある都市部です。
派遣先校に隣接するプラプラデーン警察署を訪問し、町の様子や治安状況について話を伺いました。
警察統計から見るこの町のイメージは、「法執行が厳格に行われる、エネルギーに満ちた労働の街」という印象です。取扱い犯罪は、薬物事犯が多く、特に自己使用や所持での検挙が目立っています。また、工業地帯ゆえに外国人労働者が多く、出入国管理法違反の摘発も一定数存在しており、労働の街としての実態を反映しています。
特筆すべきは、窃盗罪等の財産犯において、発生件数に対して極めて高い検挙率(約9割以上)を維持している点です。警察による徹底した巡回や捜査が、高い人口密度の中での秩序を支えているといえるでしょう。
交通面では、バンコクと結ぶプミポン橋等の巨大インフラが街の動脈ですが、主要交差点での事故対応や頻繁な交通違反の取締りも行われています。
さらに、橋の上での自殺志願者を保護するといった人命救助活動も地域警察の重要な役割となっています。
プラプラデーン群は、ラーマ2世の時代にこの地に移住させられたモーン族の伝統文化を大切に守り続ける一方で、近代的な工業化と高い人口密度がもたらす課題に対し、警察による積極的な介入と防犯活動が日々展開されています。
まさに、新旧がダイナミックに交錯する「チャオプラヤー川のほとりの要衝」の町と言えます。
















