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海を超えて響いた「ソーラン!」

オム・スアスティアストゥ!(バリ語のあいさつ)
皆さん、こんにちは。松本起頼(まつもと たつより)です。現在、バリ州デンパサール第5国立職業高等学校に派遣され、日本語や日本文化を伝えながら、現地の高校生たちと過ごしています。

今回は、私にとって忘れられない「ソーラン節」の交流について紹介します。

きっかけは、毎週金曜日の朝に行われるダンスタイムでした。生徒や先生方が私にバリのダンスを教えてくれたことで、「今度は自分が日本の文化を伝えたい」と思うようになりました。そこで選んだのがソーラン節です。私は小中学生の頃、ソーラン節の実行委員を務めており、その経験が遠く離れたバリで役立つとは思ってもいませんでした。

まず、ソーラン節の歴史や踊りに込められた意味を紹介し、校庭で実演しました。

ソーラン節の歴史を紹介

生徒たちは興味津々で、初めて見る日本の踊りを楽しそうに真似してくれました。「恥ずかしがらず、全力で!」「もっと腰を落として!」と声をかけながら、強い日差しの下で二週にわたり練習しました。

校庭で練習中

迎えた本番、生徒たちは、はっぴを身にまとい、好きな漢字を書いたはちまきを締め、力いっぱい踊ってくれました。その姿を見た瞬間、胸がいっぱいになりました。

10、11年生(日本でいう高校1、2年生)とはっぴと鉢巻を着て記念撮影

自分が日本で経験してきたことが海を越え、誰かの新しい「日本との出会い」になった。そのことが、とても嬉しかったです。

文化を伝えることは、知識を教えるだけではありません。一緒に笑い、汗を流し、同じ瞬間を楽しむこと。その積み重ねが、人と人との距離を近づけるのだと実感しました。

バリの青空の下で響いた「ソーラン!」の掛け声は、これからも私の心に残り続ける大切な思い出です。

本番終了後青空の下でも撮影
Writer
インドネシア バリ州
松本 起頼さん

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