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日本頑張れ

みなさま、こんにちは。台湾の台中に派遣されている喜多見 雅です。

私は、18年前に初めて台湾に来て、それから6年間台北に住んでいました。ですので、昔からのつながりがある知人も多く、今回ご紹介する写真の美容師さんもその一人です。カットはお任せで、いつも10歳若返りの髪形に仕上げてくれるカリスマ美容師さんです。

少し韓国風の入った髪形

髪を切りながら、最近ちょっと気になっていたことを聞きました。

「学校の生徒さんもそうだけど、僕が18年前に台湾に来た時と違って流行っている髪形が韓国風になっているように感じるけど、どうなの?」

彼女が言うには、「以前は日本スタイルを希望するお客さんばかりだったけれど、今はみんな韓国スタイルを希望しますね。」とのことでした。

私が18年前に台湾に来たのは、某有名ドーナツチェーン店の海外展開の一環として派遣されたためです。当時は台湾消費者の日本への憧れみたいなものが強く、おかげさまで仕事としては大変順調に進んだことを今でも感謝しています。

しかし、18年経って再び戻ってきて、台湾の人たちの感覚が様変わりしていると感じています。ファッションや流行だけでなく、外国語の教育現場においても、韓国語の授業は人気があり、先生も不足しているとのことでした。日本の位置づけが明らかに昔と違うことを感じました。これが今回の日本語パートナーズとしての派遣で最も考えさせられたポイントです。

台湾の生徒たちの日本語学習動機は、「日本に遊びに行きたい」「漫画を読めるようになりたい」などが上位に来ています。しかし、スマホがあればわざわざ日本語を勉強しなくても、溢れる情報の中、十分楽しめる時代になってきました。

現在進行形でどんどん環境が変化していく中、台湾において、日本語教育あるいは日本語パートナーズそのものが、どんな形を目指せば今後も継続して必要とされるのか。そんな状況を作るためにどうすればいいのか。一人の日本語パートナーズとしてできることは限られていますが、なんらかの形で、その答えを見つけたいと思います。

Writer
台湾 台中
喜多見 雅さん

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