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台湾の旗掲揚

みなさま、こんにちは。台湾の台中に派遣されている喜多見 雅です。

私が派遣されている高校では、週に2回、朝礼があります。日本でも見られる、朝に校長先生のお話を聞いたり、全校生徒への連絡事項などがある普通の朝礼です。その中に毎期の優秀なクラスの表彰式などもあります。学業の成績というよりは、トイレ掃除や生活態度、清掃状況などいろいろな評価項目があるようで、ここは興味深いところです。

台湾の旗掲揚 敬礼

しかし少し違うのは、朝礼の始まりに、全員での台湾(中華民国)の歌の斉唱と、敬礼しての台湾の旗掲揚があるところです。日本ではあまり見たことのない光景だったので、海外の儀式とはいえ、子供たちの敬礼している姿などを見ると、身の引き締まる思いで印象に残っています。

朝礼での整列

私の派遣先校では通常の各教科の先生のほかに、教官というポジションがあります。今回、新しい方が配属されてきました。教官は学校の規律と安全のために、台湾の軍隊の方を配属するようです。この度新しい教官が来てから、これまで朝礼でちょっとダラダラしていた生徒さんたちも、整列や集合解散などかなり緊張感を持って行動できるようになった気がします。新しく来られた教官は海軍より派遣された軍人さんらしく、洗練された白い制服がやけにかっこよくて、思わず一緒に写真を撮らせてもらいました。

海軍教官

台湾の生徒さんたちは校内では日本と比べるとかなり自由気ままな感じです。だからこそこういうスタイルのビシッとした指導が必要で、そうすると結構引き締まるんじゃないかなと個人的には思っています。しかし、時代の流れはこのスタイルの指導が減る一方のようで、実際台湾では学校に教官が配属されるケースも減ってきています。また、生徒に対する威圧的な態度も基本的には問題になるようで、日本でも台湾でも同じですが、時代はどんどんそのような方向に流れています。

台湾の高校の中で目の前の光景を切り取った一つの風景ではありますが、時の流れとともに消えつつある風景でもあります。

Writer
台湾 台中
喜多見 雅さん

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