呷飽没？（台湾語で「ご飯食べた？」 普段の挨拶ことば）皆さん、こんにちは！台湾台南に派遣中の山田もと子です。
台南の街にいくと、日本からの観光客を見かけることが増えてきた今日この頃ですが、今回は私の派遣地善化区近辺にある、日本と所縁はあるけれど、日本人観光客はめったに行かない場所をご紹介したいと思います。
まずは善化駅から車で約5分の台糖公司台糖善化製糖工場敷地内の深緣及水善糖文化園区。長らく放置されていた赤レンガ造りの宿舎を改修し、レストラン、カフェ、ベーカリー、アートスペース等として開放しています。鍋で人気のレストラン内には日本統治時代に台湾の製糖と関わりのあった日本人の写真、名前、説明がありました。ベーカリーでは台湾のパイナップルケーキランキングで1位になったパイナップルケーキや限定販売のパイナップル食パンが人気。また製糖工場名物のおいしいアイスも売っています。色々な味があり、選ぶのに迷うほど。
人気のレストランと砂糖のキャラクターたち
次にご紹介するのは、善化駅からバスで25分の新化の町です。新化は、日本統治時代から台南山間地帯への入り口の町として栄えていました。今もその時代の建物が残されています。
大目降文化園区には日本統治時代の武徳殿、日本建築宿舎、日本庭園等があり、懐かしい気持ちになります。浴衣レンタルもしていて人気です。私は元宿舎を使って営業しているカフェの畳の部屋で、おいしいコーヒーを飲むのが大好きです。
畳の部屋で落ち着くカフェ
新化老街（古い町並み）には1920年に建てられたバロック様式の建物が並んでいます。
歴史を感じる新化老街
新化街役場は1934年に建てられ、現在はレストランとして人気です。駐車場建設のために取壊しの危機がありましたが、町の人たちが反対し、2000年になんと約1,500人で縄を引いて311m移動させ、その後地下駐車場を完成させ元の場所に戻したそうです！この時の縄は新化の団結の証としてレストランに展示されています。
おしゃれなレストランとして営業中の新化街役場
さて最後に新化の面白い派出所をご紹介！制帽をかぶった新化派出所。かわいいですね！
