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ベトナムのお正月「テト」を迎えて

Xin chào.(こんにちは。)

月日の流れは早いもので、あっという間に年が明け、日本語パートナーズの活動も半分を過ぎました。

今回はベトナムのお正月「Tết(テト)」について紹介したいと思います。
ベトナムでは旧正月の暦で、お正月を盛大にお祝いします。今年は2月5日が元旦にあたる日でした。

日本人にとって旧正月はあまり馴染みのない文化ですが、ベトナムでは旧正月の暦が今も大切に使われています。 私にとってはお正月を2回迎えたような気持ちで、とても不思議な感覚でした。

テト前には家の前に祭壇が置かれたり、いろんな場所が花で飾られたりと、街中が華やかで賑やかな雰囲気に変わります。 学校でも生徒たちが少しそわそわ。テトを楽しみに待っている様子が伝わりました。

フーン川沿いの写真
フーン川沿いも華やかに飾られ、テトムードに!
色とりどりの花の写真
街中では色とりどりの花が売られています

年末には日本と同じように大掃除をしたり、忘年会をする文化があります。1年の良い締めくくりをして、新しい年を迎える準備をします。

テト休みは学校や会社によりますが、1週間から2週間ほど。私の住むフエも多くのお店が閉まっていました。華やかな色合いの街並み、静かで落ち着いた空気感、新年をお祝いする楽しそうな人々。とても心地よいムードの中で、私もテト休みを満喫しました。

テト明けの学校では、中庭に祭壇が置かれていました。放課後に校長先生をはじめ、先生方がお祈りをされていて、普段の賑やかな校庭とは一変した、厳かな光景を目にしました。

祭壇の写真
派遣校の中に置かれた祭壇

その様子を眺めていると、ベトナム人の先生が私にもそっとお線香を手渡し、お祈りの仕方を教えてくれました。 祭壇でのお祈りは緊張しましたが、とても貴重な経験となりました。

ベトナム式のお祈りの写真
ベトナム式のお祈りを経験

お祈りの時、家族・友人・先生・生徒・日本語パートナーズの仲間など、大切な人の顔が浮かびました。

活動期間も折り返しを過ぎ、「テト」を迎え、改めて今ここで一緒に過ごせる人々との時間を大切にしたいと心から願っています。また日本で応援してくれている家族や友人に感謝を忘れず、残りの任期も健康で楽しく活動したいと思います!

豚の丸焼きの写真
滞在先の祭壇。迫力のある豚の丸焼き!
料理の写真
Bánh Chưng(バインチュン)をはじめ、さまざまな料理をお供えします
Writer
ベトナム フエ
金鹿 あずささん

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