Xin chào!(シンチャオ「こんにちは」)
ベトナムのバリアブンタウに派遣されているÊka(えか)です。
これまでブンタウの良さを伝えてきましたが、いよいよ離れる時が来ました。出発を前に、少しだけ私の活動を振り返ります。
この10か月、教室では「食」や「工作」を通じた文化紹介を行ってきました。おにぎりや寿司、季節を感じる制作。そのどれにおいても、私は日本から完璧な材料を持ち込まないようにしました。現地の身近な素材を使って、実際に、モノ=「日本」を体験してもらいたかったからです。
大切にしたのは、日本の「正解」を教えることではなく、ベトナムの若者の感性と掛け合わさった新しい化学反応です。地元食材で独創的な寿司を作ったり、伝統を身近な物で形にしたり。そんなささやかな種まき。それこそが、私がここで一番やりたかったことだと、今はっきり感じています。
また、派遣先校内を移動する時、挨拶を乱れ打っていました。これが私のポリシーであり、楽しみでもありました。遠くから私を呼んで手を振ってくれたり、未履修の生徒も物怖じずに挨拶をしてくれたり。そんな日常の光景に、草の根活動の実りを感じては、密かに小躍りしていました。
その種がいつ芽吹くかはわかりません。けれど、いつかふとした瞬間に、温かな記憶として思い出してくれたなら。その時、遠く離れた場所にいる私は、また密かに小躍りすることになるのだと思います。
「日本語」と「ベトナム」。この二つが共通項となって生まれた出会いは、私にとって奇跡のような縁でした。
最後になりましたが、この街で出会い、私を支えてくださった全ての皆様に。
本当にありがとうございました!



















